Story10 ページ12
玄武の尾が岩の中を通じて蔵馬を襲う。不意打ちの攻撃により、腹部を掠める。
「蔵馬!大丈夫か!?」
「やべぇんじゃねぇのか?」
「心配はいらない、掠り傷だ。不意を突かれて多少驚いたが」
そうは言うものの傷は決して軽くはない。血も流れている。
「…玄武という名前には納得するかな」
「どういう意味だ?」
ぼそっと呟いた言葉が幽助によって拾われる。
「玄武岩から由来されているのかなと思って」
「玄武岩?何だそれ?」
「浦飯、知らねぇのかよ。理科で習ったろ?」
そこで隣から桑原が入ってくる。
「俺が真面目に授業受けるとでも思ってんのか?んで、玄武岩って結局何だよ?」
「っと…それは…その……。何ですかね?裕加さん」
急に歯切れの悪くなった桑原の代わりに答える。
「苦鉄質火山岩の一種で深成岩の斑れい岩に対応するの。SiO2が45-52%で斑状組織を有するもので、斑晶は肉眼で見えないほど小さい場合もあるよ。」
「「…」」
暫し沈黙が続き二人揃って、解らん!と叫び玄武岩についての話は幕を閉じる。
玄武岩について語っている間に戦いは進んでいた。
「ローズウィップ!」
どこからか取り出した薔薇を武器化する。植物の武器化により、部屋中が薔薇の香りに包まれる。
「部屋中薔薇の香りが…」
「ギザなヤローで」
「でも似合うね」
玄武の中枢岩を砕き、勝敗は決した。全員が蔵馬の元へ駆けつける。
「治療しようか?」
「すまない」
膝をついている蔵馬に合わせ、自分も地面に膝をつく。
「痛みを引かせる程度なら術名なしでも出来るから」
「助かるよ、小杉」
「裕加、そう呼んで。私も蔵馬って呼ぶから」
宜しく頼むよ、裕加、と告げられ術名なき治療が終わる。
一行は奥への階段を上り、次なる相手の所へと向かう。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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アマミヤ(プロフ) - 夾さん» コメントありがとうございます!飛影かっこいいですよね〜分かります(^ー^)これからも宜しくお願いします! (2020年3月21日 18時) (レス) id: fc88c8f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
夾 - ここまで読ませて頂きました。飛影がかっこいいです!これからも頑張ってください! (2020年3月21日 18時) (レス) id: d64271d75d (このIDを非表示/違反報告)
アマミヤ(プロフ) - 灯霧さん» コメントありがとうございます(*ゝω・)ノ 是非、読ませて頂きます!頑張って更新していきます! (2020年3月10日 11時) (レス) id: fc88c8f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - とても楽しいお話ありがとうございます!私も飛影オチの連載載せているので、良ければ見てください!そして続編の方の更新もお待ちしてます! (2020年3月9日 16時) (レス) id: 58548306cb (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - アマミヤさん» 分かりました。更新再開お待ちしてます。更新頑張って下さい。 (2020年1月19日 15時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アマミヤ | 作成日時:2019年8月31日 20時