Story9 ページ11
「グハハハハ。よく来たな」
幽助が松明を投げると現れたのは岩石でできた巨大な亀のような妖怪。幽助と桑原はあまりの大きさに驚いているようだ。
「四聖獣一の力の持ち主この玄武様が可愛がってやる」
「やっぱりか…」
この一言で先程まで考えていた事を裏付ける確証ができた。
「何がやっぱりだよ?」
幽助が当然のように質問してくる。
「敵は目の前の妖怪を合わせて四体。残りの敵は恐らく“朱雀”“青龍”“白虎”だと思う。」
「どうしてそう言い切れるんだよ?」
「四聖獣と言う名前を中国の神話を元につけたのなら残りはこの三体なんだ」
蔵馬は隣での幽助と裕加の会話を聞きながら考えていた。
「四聖獣の能力は分かるんですか?」
「全く知らないよ」
(敵の性質が分からない以上、全員で行くのは危険か…)
一歩前へ踏み出す。
「俺が行こう」
「蔵馬…」
「敵の能力が分からない限り、全員で行くのは不利な上に危険だよ」
「裕加…」
小杉に目配せをした、ありがとう、と。
さっきあんなことを言ったばかりだが、正直蔵馬を一人で行かせるのは内心ハラハラしている。仲間とは言えども、どのような能力でどのように戦うのか全く未知なのだ。
「不安か?」
突然後ろから声がかかった。そんなに態度に出ていたのだろうか?
「少しね」
「何故俺が奴と組んだか教えてやる、敵に回したくないからだ。自分に危害を加えようとする者に対する圧倒的な冷徹さは、俺以上だぜ」
“冷徹“
普段見ている南野秀一の姿からは想像がつかない言葉だ。これでもクラスメイトとして半年以上共にいる。南野秀一の性格なら知っている。
“蔵馬“
どういう経緯で人間でありながらも体内に妖気を宿す妖怪なのかは分からないが、少し興味深い。
「さぁ、どこからでもどうぞ」
蔵馬と玄武の戦いが始まる。
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アマミヤ(プロフ) - 夾さん» コメントありがとうございます!飛影かっこいいですよね〜分かります(^ー^)これからも宜しくお願いします! (2020年3月21日 18時) (レス) id: fc88c8f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
夾 - ここまで読ませて頂きました。飛影がかっこいいです!これからも頑張ってください! (2020年3月21日 18時) (レス) id: d64271d75d (このIDを非表示/違反報告)
アマミヤ(プロフ) - 灯霧さん» コメントありがとうございます(*ゝω・)ノ 是非、読ませて頂きます!頑張って更新していきます! (2020年3月10日 11時) (レス) id: fc88c8f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - とても楽しいお話ありがとうございます!私も飛影オチの連載載せているので、良ければ見てください!そして続編の方の更新もお待ちしてます! (2020年3月9日 16時) (レス) id: 58548306cb (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - アマミヤさん» 分かりました。更新再開お待ちしてます。更新頑張って下さい。 (2020年1月19日 15時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アマミヤ | 作成日時:2019年8月31日 20時