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できるだけ揺れないよう彼女をゆっくりベッドに下ろし、ごめんねと一言断りを入れて髪を結んでるゴムとメガネを外す
えっ、めっちゃ綺麗な顔してない！？
って思わず言いそうになったけどグッと堪えた
病人に対して今言うべき言葉じゃないから
床に膝を着いてベッドに横たわる彼女と同じ目線に合わせる
綺麗な黒髪は結ってたせいかゆったりとしたウェーブを描き、熱を帯びた顔はほんのり赤くて、思わず
「…綺麗」
無意識にもこぼしてしまった
さっき言わないようにしたのに…！
ブンブンと顔を左右に降り、一旦落ち着こうと買ってきたものを冷蔵庫に移すため1階に降りた
「スポーツドリンクは常備してた方がいいよね」
とりあえず水分補給させなきゃとスポーツドリンクを持って部屋に戻る
そっと彼女の顔を見るとさっきよりも楽になったのか、苦しそうな顔は少し和らいでて安心した。
とりあえず俺もシャワー浴びてこよ
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作者名：雨宮 | 作成日時：2020年6月4日 13時
