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「「ありがとうございましたー！！！」」
練習試合修了
鎮痛剤を飲んだおかげで試合中はタオルと飲み物を渡す仕事や、モップがけなどの補佐仕事は出来た
倒れなくてよかった…
全体の片付けが終わり、最後の仕事としてメンバーに監督が準備してくれていたスポーツドリンクを渡していく。
その度にさっきは凄かったねとか、君みたいなワイルドな子は初めてだよと褒め言葉らしき言葉をかけてもらった。
嬉しいような嬉しくないような…
あ、でも、馴染めた感じはするな、うん
『…お疲れ様でした』
ラスト1本は及川さんの分
「…」
受け取ってはくれたけど、無言かい
気まずい雰囲気が二人の間に漂う
.
.
.
体育館を出ればもう外は真っ暗で
あれから時間が経ったとはいえ、まだ乾いていないスーツやＹシャツが全身に隙間なく肌にくっついてて寒い。早く帰りたい、シャワーを浴びたい
何とか1日無事に終えることが出来た安心からか、強ばってた体から勝手に力が抜ける
体育館前のバス停に停車してた家方面に向かうバスに乗って手すりに捕まる
席はガラガラだったけどさすがにこの格好で座ったら濡れちゃうからと座らずにいた
着く頃には今までの疲れがまとめて襲いかかってきたのか、及川さんに乗り過ごす気？と言われるまでぼーっとしていた
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作者名：雨宮 | 作成日時：2020年6月4日 13時
