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目が覚めても、やっぱりあるのは、
昔から見慣れている、病院の真っ白な天井。
やっぱり、夢じゃないんだな。
生まれつき心臓病で、１７歳までしか生きられないとか、
まるで漫画みたいな展開。
ぜーんぶ、夢だったらいいのに…。
コンコンッ
母「A。入るわよ。」
そう言って、ドアをあけたのは私のお母さん。
母「雑誌の今月号、買ってきたわよ。」
A「ホント⁉ ありがとぉ〜♡」
お母さんから雑誌を受け取って、私はすぐに、あの人を探す。
A「あった…。」
そこには、小さくだけど、関ジュニみんなと笑ってる恭平くん。
やっぱり、恭平くんの笑顔は、私に元気をくれる。
私が恭平くんを知ったのは、まだまともに学校に通えていた、
中学二年生のとき。
当時から、発作が出たり、病院通いだったりで、友達は少なかったけど、
その少ない友達の中に、ジャニーズファンがいた。
友１「ねえねえ見てーー‼ 今月号の平野くん、かっこよすぎ＞＜」
友２「えぇー、私海ちゃん派だなー。」
A「そのやりとり、毎月聞いてる気がする…笑」
私は、芸能界とか、テレビとか、そういうものに疎くて、
ジャニーズなんて、嵐の名前全員言えるか言えないかぐらいだった。
友１「もおーーかっこいいのにぃー‼
あっそうだ‼ Aちゃん、来週からまた検査の入院でしょ？
その間、雑誌貸してあげるよ‼」
A「えっそんな悪いよ…。」
友２「何言ってんの〜この前、『病室なんもなくて暇ー‼』って
いってたでしょ？ じっくり読んで、お気に入り見つけな？」
A「はい…。ありがとう。」
それから二日後。入院の前日。
友達は五冊も雑誌を貸してくれた。
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瀬尾愛良 - ののさん» そう思ってくださる方が1人でもいるだけで、私がこれを書いた意味があったと思います。ありがとうございます！ (2019年1月16日 2時) (
レス) id: 96fbdf2fd4 (このIDを非表示/違反報告)
のの - 私が一番好きな作品です！何回見ても号泣してしまいます。本当に好きなので、消さないで欲しいです！遅くなりましたが、完結おめでとうございます！ (2019年1月14日 19時) (レス) id: dd4fcee386 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 号泣した 目がやばい (2018年7月28日 15時) (レス) id: daf58909f3 (このIDを非表示/違反報告)
みな - 瀬尾愛良さん» キュンキュンしました！ (2018年3月4日 20時) (レス) id: 591aecdf03 (このIDを非表示/違反報告)
優葉 - とっても面白かったです! (2018年1月24日 18時) (レス) id: dd4fcee386 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬尾 愛良 | 作成日時：2017年11月4日 1時
