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恭平side
ここの病院、すげえな。庭ある。
さすがでかい病院やわ〜。
A「っ、やっぱ薄着すぎたかな？寒い＞＜」
恭平「もーアホやなあ、これ着とけ。」
Aが寒そうなのが見てられへんくて、俺は着てたコートをAに着せた。
…俺も寒いけど‼
A「アホキャラの恭平にアホって言われた…。
てか悪いよ。恭平が風邪引いちゃう。」
恭平「大丈夫やって‼ バカは風邪引かんって言うやろ？」
A「ああ、なるほどね。」
恭平「おいっ、否定しろや笑
でもほんとに大丈夫やから。」
A「ホント？ありがと。」
きっと病院にばっかりいるせいやろ。
Aは１６歳にしては小柄で、俺のコートがえらいでかく見える。
A「ねえ、私雪触ったの初めて‼
めっちゃ冷たい‼」
まるで子供みたいにはしゃぐA。
俺のコートで少し動きにくそうなんがさらにかわええ。
こいつ、ほんとに死ぬんかな。
バシャッ
恭平「っ、冷たっ‼」
A「へへっ、一回やってみたかったんだぁ〜♪」
俺に雪玉を投げてウキウキしとるA。
めっちゃかわええけど、なんか負けたみたいで悔しい。
恭平「おいお前やったなー？
仕返しやっ‼」
A「おわっ、あぶなー笑」
恭平「お、意外と反射神経ええやん？
せやけど俺ほどやないな笑 くらえっ‼」
A「きゃーー笑」
結局俺も子供みたいに雪合戦やってて、
せやけど、めっちゃ楽しかった。
A「ふぅ〜疲れた〜。
こんなにはしゃいだのいつぶりだろ？」
どさーっとAは近くのベンチに腰かけた。
俺も隣に座って、今度はお互いに雪を眺めながら話した。
俺の近況とか、関ジュニのこととか。
Aは、中学校の時の友達の話とか、家族のこととか。
他の人から見たら、なんてことない、日常なんやろう。
なんてことない、ただの日常。
俺はそれが、永遠に続いてほしかっった。
この雪みたいに消えてくなんて、信じたくなかった。
…信じてなかった。
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瀬尾愛良 - ののさん» そう思ってくださる方が1人でもいるだけで、私がこれを書いた意味があったと思います。ありがとうございます！ (2019年1月16日 2時) (
レス) id: 96fbdf2fd4 (このIDを非表示/違反報告)
のの - 私が一番好きな作品です！何回見ても号泣してしまいます。本当に好きなので、消さないで欲しいです！遅くなりましたが、完結おめでとうございます！ (2019年1月14日 19時) (レス) id: dd4fcee386 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 号泣した 目がやばい (2018年7月28日 15時) (レス) id: daf58909f3 (このIDを非表示/違反報告)
みな - 瀬尾愛良さん» キュンキュンしました！ (2018年3月4日 20時) (レス) id: 591aecdf03 (このIDを非表示/違反報告)
優葉 - とっても面白かったです! (2018年1月24日 18時) (レス) id: dd4fcee386 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬尾 愛良 | 作成日時：2017年11月4日 1時
