冬国にて (ページ6)

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誕生日！ページ6

『アヤックス、誕生日おめでとう』

この言葉を伝えに、彼の家へとアポなしで行ってしまったが、ご家族に『上司です』(大嘘)と言ったら家に入らせてもらった。

「A！ありがとう、君がきてくれるなんて夢にも思っていなかったよ」

『さすがにファトゥスでも知り合いの誕生日くらい祝うよ……』

・

もう誕生日会も終盤。ケーキをいただいている。

今日は、心底嬉しそうに家族と過ごす彼を見てなんだか安心した。

もう帰るか、と玄関に向かうと急にアヤックスにプレゼントをあげていないのを思い出した。

『………アヤックス、今さらだけどほしいものはある？』

するとキョトン、、とこちらを見たあと

「君が来てくれただけで充分だよ、ありがとう」

ふにゃりと目尻を下げて笑った。

今日はかわいいアヤックスがたくさん見れた日だなあ、と思いながら軽く反論する。

『もう、遠慮しないで…ご飯だけ頂いちゃって申し訳ないよ………』

そうすれば彼はしばらくう～んと悩んで

「…じゃあ、明日はAのこと独り占めするっていうのは？」

『え？』

とんでもない発言をした。

「じゃあそういうことで！」

明日は俺のためにおめかししてきてね！！

そんな声と共に玄関へ追い出された。なんなんだあの子ほんとに。

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タルタリヤ誕生日おめでとう！！！
デート編もかきたいです