息苦しい ページ19
hk side
hk「んぁ……ここ、は…」
目が覚めて、ふわふわした不思議な感覚で
一点を見つめる。
見覚えのある天井、沸き上がる嫌な記憶。
hk「おっ、おれ……ッッ_」
そ、そうだ、俺男の奴に抱かれて……っ
それで、っ
嫌な事を思い出したせいで、息が苦しくなる。
首元を抑えようと動かそうとした右手は上がらず
誰かに掴まれている_
yb「んっ、、?あっ、光!!起きた?大丈夫か?!」
hk「や、やぶ……っ」
なんだか、胸が痛くて苦しくて…
薮の顔を見るだけで、悲しいほど言葉が出ない。
俺、最低だよね…
どんな関係だろうと、俺には薮がいて
肩書き上薮の恋人であることに変わりはないのに。
他の見ず知らずの男に、いとも簡単に抱かれて
逃げることさえ上手くできなかった……
yb「光っ!俺を見て…もう一回俺の名前呼んで…っ!」
hk「……っっ、や、、ぶ」
yb「ほんとよかったっ__ほんと……っ」
薮はそう言って俯くと、俺の手の甲に雫を落とした。
暖かい、大きな雫_
そんな薮の頬に触れようと、手を伸ばそうとしたとき
ふとあの事を思い出して力なく手を下ろした。
yb「……ひかる??」
あの男に触れられた場所すべてが嫌になって、
気持ち悪くなってきて。
そんな俺を知られたくなくて、触れられたくなくて
繋いでいた手を俺は振りほどいた_
.
そして、襲われる前の俺の気持ちも蘇る。
“ 薮は、ほんとは誰が好きなの? ”
色んなことが折り重なって、尚更息苦しくて…悲しくて
薮の側に…近くには居られなかった
*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――
あれ……
甘ラブから遠ざかってる……?
脱線してるよね…?
すみません(汗)
甘ラブに持っていけるように頑張りますっ(苦笑)
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作者名:希望(ひかり) | 作成日時:2021年12月28日 17時