今日:8 hit、昨日:5 hit、合計:12,514 hit
小｜中｜大
思い出す ページ16
hk side
数日後の大学。
in「よお、光ぅ〜おはよ」
hk「あぁ、伊野ちゃん。おは……よ、」
言葉を詰まらせた俺に、伊野ちゃんが心配するように
どったの〜？って声をかけてくる。
in『＿＿するくらい好きなくせに〜、俺のこと＿＿』
yb『だ、黙れ！///恥ずかしいだろ…っ』
ふと思い出した、意識を飛ばす前の記憶。
嫌な記憶があると思ったけど、このことか。
聞き取れなかっただけだと思いたいけど……
体は言うことを効かない。
in「ちょっと光？どうしたの？」
hk「いや、その…っ、なんもない！」
in「えっ？！ちょっと光？！」
制止する伊野ちゃんの声を無視して、
走って校舎の中でも人通りの悪い場所まで来てしまった。
無意識に、一人になりたかったらしい。
hk「はぁぁ、どうしよ。授業始まる…」
でも、薮と一緒の講義だったし…
丁度良かったかも、今は薮に会いたくない。
「ちょっと君、そこでなにしてんの？」
hk「へ？あ、え俺？」
突然声をかけられて戸惑ってると
「え、なに？君、結構綺麗な顔してんのね」
女を口説くときにチャラい人が使ってそうな言葉を
なぜか俺に使ってる知らない男。
「ちょっと俺と、
そんなセリフに、虫唾が走って
背中が凍って冷や汗が流れていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 51人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：希望（ひかり） | 作成日時：2021年12月28日 17時
