なんだか ページ15
hk side
ぼーっと料理をしてると、いつの間にかできていた品数。
hk「あれ、どうやって作ったっけ?」
いつもより上手くできてる気がして、変な感じ。
その工程を覚えてないんだから、もったいない。
yb「ひ〜かる、洗面所借りたけどよかった?」
hk「あぁ、いいよ。それより、なんで俺ん家いるの」
yb「んあ?家入れて帰ろうと思ったけどさ___
いや、なんか疲れてたのか知らない間に寝てたみたい」
なんだか、薮が誤魔化した気がしたけど……
気のせいだろうな、と気に留めない俺。
hk「ふぅーん、そっか。ほらご飯できたよ」
yb「お! 光の朝ごはん食べれるとか最高かよ!」
hk「さっき作るって言ったろ?」
薮の反応に、そんな風に返すと「まぁね〜」って
言いながら薮は席に着いた。
俺はそんな薮に吊られるように、反対側に
向かい合うようにすわった。
「「いただきます」」
部屋に響いた俺と薮の声。
ほんとは、それが誰より嬉しくて。
yb「光ってほんと料理上手いよな〜」
hk「んなことねぇよ。薮だって頑張ればできるよ」
俺、不器用だからなぁ〜笑 って言ったこいつの笑顔は
どんな人の笑顔よりも綺麗で輝いてると思う。
yb「ならさ、今度俺に料理なんか教えてよ」
hk「え、あ、いい…けど」
突然の提案に驚いて、なにも考えずに返事すると
yb「よっしゃー!楽しみ〜」フニャ
って、薮はまた綺麗に笑った。
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作者名:希望(ひかり) | 作成日時:2021年12月28日 17時