なんか……うん。 ページ14
hk side
hk「ッッ、いっ、たたぁ。また飲みすぎた……」
目覚めた瞬間に俺を襲った頭痛。
なんだかクラっとする。
あれ、昨日はどうしたっけ?
なんか、嫌なことと幸せなことがあったような……
yb「ぁ…光、起きたの?」
hk「うん、まぁ……って、え?」
何気なく普通に返そうとした返事に違和感…
hk「ってぇ?!なんで薮がいるの?!」
yb「そりゃ、お前を連れて帰ってきたからだろ」
hk「ななっ?!」
俺は、薮の返答につい毛布で自分を隠した。
yb「あぁ!!なんもしてねぇーから!」
hk「ばかっ!声でかいっ、恥ずいだろ?!」
自分の行動にも、薮の発言にも
両側から羞恥心が否めず降り注ぐ始末の俺。
hk「えっ、と…ありがと送ってくれて」
yb「あ、あぁ…どうってことないよ」
確実に俺のせいで気まずい空気が流れた寝室。←
薮とこんなにも気まずいのは初めてかも。
hk「あ…あ、朝ごはん作るよ!薮なにがいい?」
yb「へっ?あ、いやなんでも。
光が作るのはなんでも美味しいし…//」フニャ
そんな薮の素直な言葉に、俺は胸が熱くなって
恥ずかしくて
hk「あ、あっそ! んじゃちょっとまってて」
なんて、なんだか素っ気なく返してしまった。
そそくさと寝室を出て、キッチンに逃走。
俺は一瞬どうしたものかとしゃがみ込んだ。
だけど、起きた事は仕方ないと、逆に開き直って料理を始め
考えないようにした。←
51人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:希望(ひかり) | 作成日時:2021年12月28日 17時