紅く染まるキミの頬【ybhk】 (ページ13)

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寝てる君に＿＿ページ13

yb side

顔を顰めて気を飛ばした光は、

今は俺の腕の中で就寝中。

伊野尾が、やれやれとうるさかったからだけど。←

yb「そろそろ、帰ろ。光がしんどくなる」

in「ほいほ～い。そんな飲んでなくてよかった」

yb「俺もアルコール飲んでなくて良かったよ」

車で来たもんだから、アルコール飲めないんだよね(苦笑)

この前は、電車だったから飲んでたけど。←

yb「会計はもう終わってるから、またな伊野尾」

in「まじ？そんじゃ、またね～」

そう言って、伊野尾は呑気にも個室を出て帰って行った。

俺はどう連れて帰るか検討中。

yb「光、俺の背中乗れるか？」

hk「…んっ、」

光は、寝返りを打ってまた顔を顰める。

まぁ、寝てるんだから当たり前か。←

yb「よっと。」

苦難苦闘はあったけど、なんとか光を背中に

おぶることに成功して個室を出た。

そのまま店を出て、車に乗って光を助手席に座らせる。

ふと見つめた光の寝顔に胸が音を立てた。

刹那に大きく、切なく。

yb「あの日に戻れたらな……

＿＿な～んてな」

光は、俺の恋人だ。

でも、曖昧で不安定な関係。

yb「好きだよ、光＿＿」

＿＿チュッ

さすがに気が引けて、唇にはしなかったけど…

光の額に落とした俺の唇。

そのとき、光の表情が穏やかになった気がして

なんだか不思議な感覚になっていた。