アマノジャク恋愛。 (ページ3)

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樹｢A！おはよ！｣

『ああ樹。おはよう』

樹｢あー！ねみー！｣

大きなあくびをしながら腕を上に伸ばす樹。

見た目はチャラいけど、性格は優しくて、ピンクの髪がよく似合ってる。

『また、遅くまでゲームしてたんでしょ？笑』

樹｢あ、バレた？｣

そんな他愛もない話をしていると、

大我｢Aー樹ー！おはよー｣

樹｢おおっきょもっ｣

『きょもおはよう！』

いつもの3人が揃った。

私たち3人は幼稚園の頃からの幼馴染。

中学校は私と樹が一緒で、きょもはお金持ち学校に行ってて別々だったんだけど、高校からはまた3人同じ学校に通ってる。

私の大好きな幼馴染たち。

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大我｢てかさー！今日転校生来るらしいよ！｣

樹｢え、まじ？どこのクラスとかも知ってんの？｣

大我｢うーん、そこまでは知らないけど、男だってさ！｣

…転校生か。

高2の夏休み前にやってくるなんて、珍しいなあ。

樹｢イケメンかなあ、そいつ｣

『でた、樹すぐ自分と張り合うのやめなよ。笑』

樹｢俺以上のイケメンなんていらない！きょもだけ許す！｣

｢いえーい！｣なんて朝からハイテンションでハイタッチを交わしてる2人。

樹｢それに、Aが惚れちゃったら大変！笑｣

大我｢大丈夫だよ。Aは女っ気がないから！笑｣

『おい、きょもぶっ潰す』

まてー！と追いかける私からぎゃー！と逃げるきょも。

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この後、最悪なことが待ち受けてるとも知らずに、

私達は学校まで走った。

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