アマノジャク恋愛。 (ページ9)

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『やっば、遅くなっちゃった』

日直の仕事をしてて、つい阿部ちゃんとの話に華が咲いてしまって下校時間はとっくに過ぎてた。

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教室に向かう廊下を歩いてる途中、何気なく窓から外を見ると、薄暗い雲が一面に広がっていた。

『どうりでこんな暗いわけだ、、』

もちろん、こんな時間まで残っている生徒なんていない。

なんか怖いし、鞄とって早く帰ろう。

そう思い、勢いで教室に入る。

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『あれ、これなんだろう』

私の机の上には、私の鞄と1枚の紙切れ。

4つ折りにされた紙を開いて見てみると、

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愛しのAへ♡

じゅったんはママとデートなので、
先に帰るね！
あんまり遅くならないよーに！

爆モテじゅったんより

Aへ

日直手伝ってやれなくてごめんね。
明日は一緒に帰ろう。

きょも

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『…ぷっ』

この時代にあのイケイケ男子たちが置き手紙って。笑

可愛いとこあるじゃん。笑

自分で爆モテとか言うか、とか

彼氏ですか？てくらい優しいな～きょも、とか

考えながら帰ろうと後ろを振り返った瞬間。

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ｶﾞﾀｯ

『…きゃーーーー！！！！！』

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｢おわっ、なんだよ｣

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