【APヘタリア】浮気性 (ページ6)

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アーサーと言い合いをしてると、玄関のドアの開く音が聞こえた。

『アルが帰ってきた…！』

アーサーと家で会っている、それも浮気調査まがいの用で。なんて伝えたらどうなるだろう。

『隠れて！』

リビングで話していたアーサーは、寝室へ音を立てずに入った。

「ただいま！これお土産なんだぞ！」

『ありがとう、アル。』

汗ばむ手のひらで土産を受け取る。

鼓動がアルフレッドに聞こえそうなくらい、うるさい。

『疲れたでしょう？ご飯でもつくろう』

つくろうか、と言い終わる前にアルに抱き抱えられていた。

玄関からリビング、リビングから寝室へと抱き抱えられたままつれてかれる。

寝室のドアが開いたが、そこにアーサーはいなかった。

胸をなで下ろすのも束の間、ダブルベットに乱暴に落とされた。

スプリングベットで、身体が小さくはねる。

カチャカチャと私に馬乗りをしてベルトを外そうとするアル。

足をばたつかせるが、アルはびくともしない。

察するに、これから行為が始まるのだろう。

ムードもクソもないじゃないか。アルのこういうところも嫌い。

それにこの部屋にはアーサーがいるはずだ。嫌いな奴に行為をみられるなんてどんな羞恥だ。

『アル！！！やめて！！！』

必死に抵抗するが耳に入ってないようで、私の首筋を味わうように舐める。

そのまま私のブラウスのボタンを乱暴に外す。中々一つのボタンが取れにくいのか、最後はボタンをちぎった。

手が下に伸びてくる。もうここまできてしまったら、どうしようもないなと思い、抵抗をやめた。