7 止まらない想いは同じ ページ7
＊
抱えた腕を腰から離すと……
細い肩にのってる薄い生地を
横にずらしていく……
今日の白いベロアより薄いブラウスが
昨日の紺のワンピより素敵だわ……
俺ヒョンに勝ったなとか
勝手に優越感……
ほら、またピクってっ……
それがたまらなくなるんだけど？
俺の指は
そのまま君の頬から耳元に触れながら
首筋に降りていった
Aちゃんのそこに顔をうずめたら
キミの香りが俺を誘い込む
BH「つけて……いい？」
『だ…め、これから仕事だから…」
だよね……ww
でも少し肩から下が見えてくる
素肌を目にすると……なぁ……
BH「ねえ…
こんな綺麗な生地、しかも薄め…
なんで着てきたの？こんな時間から誘ってるの？」
ベッキョン君にじーっと眺められる
私の肩から胸にかけて…
何を思ったのか突然そんな言葉を漏らし
少しニヤっと笑ってきた
『そ、そんな……つもりないよぉ。
な、何言ってるの？」
BH「俺、期待しちゃうじゃん。
はぁ……」
肩で深い溜息をつくベッキョン君が
高い天井を仰いでるその顔も
好き……ずっと見ていたい
もう……そろそろ
時計がキニナル時間なのに
ワタシも彼にストップをかけられない……
やっぱり抱きしめてみると
単なる好きだよって感情が大きく
変わってきちゃった
Aちゃんを閉じ込めてしまいたい
オトコの悪い独占欲が膨らむし
この子を最後まで愛しちゃいたいって
我儘な自分を抑えきれない
いい？Aちゃん…君ごともらって
ダメ……？
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作者名：ちぇんのらん
| 作成日時：2016年9月6日 19時
