25近づく白シャツの… ページ26
＊
俺はあの子だと確信した。
長々ベクと付き合ってるわけじゃない。
ちょっとえろっぽい子も好みの時が
あったけどな、あいつ基本あーいった感じが
好きなはず。
KS「スミマセン。」
ドンドン近づいてくる人が誰なのか
私が分からないわけない…
ずっと画面で見てきた人たちだもん。
『ぎっ、ギョンス！あ、いえ、はいっ！』
KS「ワカリマシタカ？笑笑」
『ハイ。それはもう！capを被っていても笑」
後ろからすごい速さで追いかけてくる
BH「こらっ！俺より先に行くな。
Aちゃんーーっ！ってか、なんで
お前が先に見つけんだよっ！」
首を左右にキュッキュって振って
笑うAちゃんは、少しこめかみが
汗で濡れてた。
KS「初めまして。ドギョンスデス」
発音のかなり綺麗なギョンスさんの日本語は
とても心地よかった
『はじめまして。一緒だったんですね』
ゆびサインで、ゆっくり話したら
聞き取ったみたいで
KS「ハイ。ボクタチは一緒にキマシタ。」
と返してくれた。
『お茶漬け、ぬか漬けラーメンの他に
たくさんおぼえましたね？』
と話がはずむ！スゴイスゴイっ。拍手
真横で………なんか
灰色の粉をふりかけられてる
変な「気」を感じたら………
ベク君がスンゴイ顔で ギョンスさんを睨んでた。
で、私のこともジロッって睨む
BH「ちょっと、なんなの？
俺が会いに来たんだけど。」
KS「分かった分かった！
あっち行けばいーんだろっ？笑笑」
BH「うん。消えて〜〜、ギョンス。」
ニコニコ笑いながら心の中で
俺に絶対釘打ち付けてるよな！
見えるからぁー！
KS「じゃあな。あの……
ベクをよろしくお願いします」
『ハイ///』
ベクには
シッシッ！と手で追い払われたけどね。
Aさんという人には笑顔で見送られた。
ふーん。ふーん………////
振り返ったら
彼女の隣にはシッポ振ってる
仔犬しかいなかった。ぷ！！
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作者名：ちぇんのらん
| 作成日時：2016年9月6日 19時
