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＊
つい立をクランクして
目の前に到着ロビーが広がった。
そっか……
Aちゃんが右に行ってとラインしてきた意味がわかった。
俺たちが来たときはVIP扱いだったから左手に行ったけど
今日はプライベートだからそっちに行っても出口はないし
殆どの人が正面にお迎えの人が来てる
右手は何列か椅子が並んでいて
左手よりは人が溢れてなかった
それにしても……見つけられるかな？
KS「さっきから、ペンみたいな子かな？
ずっと見てるんだけど。バレたかな？
それとも……あの人？？」
タオル地のハンカチを口に当てて
息が切れてるのか
肩で息してる子がずっとこっちを見てる
でもそこから動かないから
エリか？？
BH「やべっ……。
おれら金浦で写真撮られた？」
KS「あ……
俺んとこのマスターさんはいたけど
乗ってこなかった」
掌をヒラヒラさせて暑そうに
クビにハンカチを当ててグッタリしてる
横顔と髪のフワ感を見たとき
Aちゃんだと確認した！
は、走ってきたんだね？
ゴメン……
時間間違えたからでしょう、俺が？
BH「み、つけ、たっ！」
って言ったより早く動き出したのは
ギョンスだった。
………………
あ……もうダメェ。
走って立ち止まると一気に汗が流れる
汗臭かったらどーしょぉ！
出口を見てたら
backpackに黒capの若い男の子が
何人もいる……
でもあのブランドを着てくるだろうと
思ったから
汗を拭き吹きじっと見てた。
ん？1人それっぽいけど
隣にお連れがいるぞ！
聞いてない。1人って言ってたよねー
近づいてくる男子。
白いポケTに
ベージュのパンツにスニーカー
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作者名：ちぇんのらん
| 作成日時：2016年9月6日 19時
