君がもっと欲しくなったCY／BH ver. (ページ29)

今日:15 hit、昨日:6 hit、合計:78,716 hit

… ページ29

＊

DE「…あの、、」

◇「はい、ダニエル君、ちょっと休憩入れよう」

『…休憩だそうです♪何か飲みますかー？」

DE「…あ、はい。飲みます飲みます」

スタジオを出て
吹き抜けの天井が気持ちいい

通路の端に何脚かテーブルが置いてあった

『こちらにどうぞ。』

そう言われて、
笑いかけてくれたAさんの笑顔に

トクンと何かが鳴る。
１つずつ１つずつ新しいAさんが

オレの中に入ってきて更新される

フッ……なんか嬉しい

DE「韓国語、お上手なんですね」

聴き出したかったって思ってた

さりげなく聞いてみたりするオレを
なんか嫌に思うかな

『…ぁ、//そうですか？嬉しい…』

良かった……怒ってないのを確認したら
踏み込んで行ってみたくなる

DE「…言語って、相手がいないと
喋れないって、言いますよね？」

『あ、そうかもですね』

DE「オレ、だから、日本の友達作りなよって

向こうの日本語の先生から言われましたよ！」

『ふむふむ？なるほど～～』

カップのスリーブを両手に持って
湯気の立つ向こうから
見えるAさんの瞬きする目

可愛いぃ……え、フーフーするの？
オレの前で…？

ヤバイ。。

思わず目をそらした

うわっ、顔が熱っ！