11.俺たちは進めたの？ ページ29
＊
BH「いいもの見つけてもらった！
サンキューな。Aちゃん。」
blueのカッチリした
小さな手提げ袋を
フラフラって揺らしながら
私の隣を歩くベッキョン君
なんか、
こっちが心配になってきて
『…じゃ、私は〜〜ここでっ』
BH「…、ぁ。ぁ」
ぺこりと頭を下げて
片手をまたフルフルって
振って帰るんだな、この人。
どんだけ
空気読めないんだよ、この子は。
BH「…お礼に送って行って！
とか、言わない人？？」
『…ん？あ〜、言わない人笑笑。』
はぁ……………Aちゃん。
俺はストレートに言うよ？
BH「Aちゃん。
俺、今日楽しかった♪
もう終わりなんだ…ヤダなぁ」
……………
ベッキョン君が……
ヤダなぁって言う。
もう終わりなんだぁって
そんなに楽しんでくれたのか
買い物……
素直にそんなこと言われて////
こっちがどうしていいかわからない
BH「…Aちゃん、仕事帰りで
悪かったね？ゴメンな
疲れちゃった？…怒ってんの？」
ベッキョン君がチョット
首を傾げて
私の顔を見る
黙ってたら
BH「…ねぇ。」
って
横からひょいって覗かれた……w
『うわっ！』
思わず後ずさって転びそうになるよ
なんか、チョット照れちゃうし
話す口調も早口になって
BH「…うわっ！て何さぁww
こっちが驚くじゃん、もう。」
『べ、ベッキョン君！
ちゃんと無事に帰って？
フラフラしないんだよ、わかった？』
BH「…フラふらなんかしないしっ！
俺家が好きだもんwwムっ」
そういう時
口を尖らせて
可愛い顔するんだね
ちょっと寂しい気もしたけど
近くにいちゃ
いけないと思ったし、
明日の事も考えると
早く帰らなきゃ………
固く固く……
ガードを
張り巡らしておこう
そこから先は
踏み込んじゃいけないところ
って思ったから
『じゃ〜また「ホントにまた…会えんの？」
『へっ？！』
ベッキョンくんが
少し真顔で、私を見てる。
その顔に一瞬ドキッとした！
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作者名：ちぇんのらん
| 作成日時：2018年4月30日 19時
