両手広げて待っててBH (ページ8)

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ー・ページ8

＊

携帯の向こうで、
鼻をグスッて
すすってる音
聞こえてんだけどさ。

BH「泣いてるよね？
泣いてるでしょ～～？」

『…うん。
なんか泣けてきたわ。』

って意外にも

正直に話すAちゃん

『可哀想なのか、
無事でホッとしたのか
な、なんか
わかんないんだけど……ww…』

BH「…ふーん。」

ベク君のふーん…は
コワイよw

そのあと
ズバッと突いてくる言葉が

なかなか鋭いんだもん。

ココロの
準備しとかないと

どんなの放り込んでくるか、

この人www

BH「わかんないって…アハハ」

可愛い声で笑った後

急に振り込んできた…

BH「俺に会いたいんでしょ？」

ズッカ～ンww！！

つ、通常運転だ。

なんてことはない、

も、もう慣れた…w

『ハイハイ。

会いたいアイタイ。

これで
いいですか「…痛…ッテ、」

途中で途絶えた

ベク君の声が
リアルに伝わってきて

『ヤダっ。
ベク君……大丈夫？

ねっ、だ、ダイジョウブ
行こうか？』

「Aちゃん笑笑。
俺今どこだぁ？」

『…ぁ、あ～～』

そんな慌ててくれて
そんな声聞いたらさ

はぁ、もう。
今すぐ会いたいっ！って。

ココまで出かかったのを
相当堪えたわ、俺。

けど…会いたいから

言わなきゃ
いけないことがあるよな。

そっち先だし……