ー・ ページ37
＊
『あ、んん、ぁ…、Hi！？////』
クフって笑って
ちょっと上げたAちゃんの手首
スッと掴んだら
隣のイケメン君が
まん丸い目した後から
ジワっと
眉間にしわ寄せたの
見逃さなかったけどね
知るかっ……てんだ！
BH「Aちゃん、今日なんの日ー？」
『…おぉ。あ、あっと』
BH「約束したよね？」
JI「……//」
イケメン君に向き直って
もっかい言っとく
BH「ヤクソク、したんだよね。
ゴメンね、ジョンイン君
このまま連れてくから」
JI「…やっぱり、A。
そうなんじゃん。」
BH「言わ、な……かった？
のか……Aちゃん」
『…なかったわけじゃないもん』
見えねぇ…
見えないよ、Aちゃん。
まだ、やっぱ好き？
イケメン君だもんね…
キムジョンイン。
でも、ダメだよ。
俺は決めてるから
Aちゃんも
会いたいって
言ってくれた以上
…覚悟決めてもらうから…
…………
ーJI sideー
凄い目力で見られた…
空港の時の
満面な笑顔で
可愛かった先輩って
今どこ？？
言葉は柔らかいけど
この人……本気だ
だから…
こっちから言葉が出ない
Aを連れて行かれる
そう思って
なんとか止めなきゃって
瞬時に色々考えてみるけど
勝つ気がしない……
だってさっき俺のこと見てた
Aの視線はさ、
当たり前に普通で
もう入る隙間ない感じしたし
それってやっぱり…
この人の存在が
大きいんだろう？？
Aの好きな人って
こっちの人だったんだなww
…………
BH「…おいで。」
ベク君の指が
私の手首から掌に降りた
ジョンデ君の家から
手を繋がれた時と
触れた後の温度が…
全然違う////
ベク君の手は
キュって
わたしの手を繋いで
「おいで…,行くよ？」
って……言う
少し斜めに
カラダを傾けて
その顔で言われると
『…うん。わかってる////』
って
こんなに簡単に返事して
しまったwww
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作者名：ちぇんのらん
| 作成日時：2018年2月2日 21時
