両手広げて待っててBH (ページ2)

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ー・ページ2

＊

ー回想ー

1年半前………

…………

『……ヨボ…セヨ？』

BH「Hi ！Aちゃん。帰れなくてゴメン」

『………べッ…くん！！』

BH「な、なに？
俺、生きてるからなぁー！」

Aちゃんの声が、泣きそうな声なんだもん、

コッチが驚いた。

写真、
添付するんじゃなかったな…ww

心配を
膨らませちゃったか

だって

この後
Aちゃんは

何を聞いても

『…んっ。ん。』

しか言わなかっただろ？

その「んっ。」
だって今、聞けたことに

感謝してるんだけどね。

泣いてるようにも

聞こえたから、

BH「…心配して、泣いてくれてるの？」

『…ううん。泣いても知らないよ
ってベク君…
言ったから…っ、
だから、我慢してるっ笑』

(泣いてんじゃん、ほらぁww)

そう言われて……

俺は、

この時

帰国した時のミライを
大きく想像してたのに

段々拗れ始めた……

だってさ、Aちゃんは

こう言うんだよ？

『ベク君、ちゃんと言われた通り
言ってみるよ。

ベク君の言葉が響いた。』

BH「へっ？なにナニを、なに？」

嫌な流れだな、これ……

『好きって……

言ってみることにする！
後悔しないように……

ベク君。ありがと。
そして帰国待ってる！

お大事にしてね』

ほらなぁww

Aちゃんは……

ズレズレだ。

BH「ヘヘーイっ！俺の言葉を
どう取ったら
こんな風に解釈するのさ」

『…どうって』

待ち方…だってチガウ、

違うったら………:

『…あ、じゃお大事「ちょっと、
待て！切るなよ」

『…なにぃ//』

BH「言いたいことだけ言って切っちゃう？笑」

『だって、これ国際デンワ』

スゲエ焦った。

あっという間に終わっちゃう
Aちゃんとの通話

BH「おいぃ…ざけんなよ？」

『………？んん？』

BH「俺は、国際電話は
無駄にしたくないの。

わかる？」

『ん。わかるよ？！高いもんねwLineで3分くらい？
ダカラ、
早く切らないと「今切んなって言ったでしょ？」

『…ぁぁ。は…いぃw』

BH「はぁ……↓」

越えてくる
とぉぉい海の果てから……

ベク君の
おっきな溜息が聞こえた。

BH「誰に…好きって言うって？」