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ep.10 ページ10






大ホールの裏手で
実行委員さんから
エントリーのホルダーを
受け取りに向かう時間が



そろそろくる



liveは
順調にお客さんも入って



黒いカーテンの後ろで
ダヘちゃんと

シフト順に休憩中





DH「はぁ、なんで?

ギョンス君が
良かった笑っ」



『ダヘはちゃんと
ソンジェと出なきゃダメよね。
怒るよソンジェがっ!kk』



DH「ギョンス君…に
誘われたのって

A即答でOKしたの?」


Aに聞くと
手を左右にブンブン振りながら

『ううん。も、びっくりした』






2週間前……







隣の部屋から
ひょこっと顔を出した
ギョンス君




KS「Aちゃん。
ちょっと頼まれて
欲しいんだけどさ。」




いつものように
黒っぽいキャップ被って

その日は
珍しくモノトーンじゃなくて


ストライプのシャツが
とっても
綺麗だった





女の子より
色白な肌が

胸元が開いてる部分から

チラッと見えて
なかなかカッコいいw




『おぉ!ギョンス君。

今日はなんか
違う……wW』


KS「なにが…
いつもと
おんなじじゃん。」



『…いや、その、

ほらそれ、
シャツが……違うw

萌え袖だし…」



Aちゃんを捕まえに


2部屋向こうのゼミ室から
こっちの部屋を
覗きにきたら


俺に
どこか違うって
指さされてる



KS「………。」

『…?』

KS「帰る、///」



しまったわ!

ギョンス君の話から

逸れたようなこと
言ってしまったぁ



『いやいや、何。
用事あって
きたんじゃないの?』


KS「おっ!
そうだったー」



サラッと
切り返すところがなんとも
いい。


同じ学部で
ベク君と仲良しの
ギョンス君とは


よく学食で
ご飯食べたりするけど



私がお弁当開いてると
そこのぞいてきて
何気話が湧く!



KS「それさ、
どうやって作るの?
味噌なに使ってる?

うちのオンマの
使う味噌っていいんだよ、
いる?」


DH「ギョンス君は、
ふた言目には
ウチのオンマが……だにゃ。」


『ぁぁ…確かに。ワハハ』




KS「そっかぁ?
俺マザコンじゃないけど」
「けど好きよねぇー!オンマ」


KS「大好き。
なんで?普通だろ」



ちゃんと
言っちゃうところも
なかなかいいんだよ。


真逆の性格の人と、あ、それ
ベクちゃんの事だけど……


なんで
波長が合うんだろうって

いつも思うけど、

+とー


なんか引き合うんだろうなぁ







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作者名:ちぇんのらん | 作成日時:2017年10月1日 14時

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