ep.22 ページ23
＊
『わかった…頑張る。
頑張っ、て、みる、わ。』
ふっと視線を逸らして
俯き加減に言った
Aちゃんの声が
少し気弱に聞こえてくる。
BH「A、心配？」
『…うん。心配だよ。
だって
みんなの期待
背負ってるんだもん。』
BH「ぁ……ぁ。」
『ギョンス君と、
ちゃんとやれるか
どうかも
分かんないし。
できなかったら…ぁ、バレるよね？』
俺さ、、
ギョンスがもし
本番もっと
エスカレートしてやったら
どうしようって
逆に焦った。
………
できるかな……
彼氏でもないギョンス君と
たかが、
お遊びのコンペで引き受けたけど
「ベク君とでさえ、
これなのに
慣れない私が、
お弁当友達のギョンス君と…
できるのかな。」
A……
…言っていい？ねぇ…
言いたい一言を
もう飲み込む事が
出来なかった俺
BH「なら、俺とでるか？」
『…んん？』
エントリーした
ギョンス君とじゃなく
俺とでるかと……
ベク君から言われた
ベク君は……
少し斜め上から
フフって笑って
そんなこと言う
…………
ほんとはね、
彼が 、、ベク君が
誰かと出るんだと
思った時
チョット
複雑な気持ちだった。
友達だから
喧嘩した日だって
ずっと
そばにいる人だから
ベク君はさ、
私がギョンス君と
出ることを
応援してくれてる……んだよね
なんでもいいのよ。
とにかくこの人達の目的は
あのチケwww
だから今こうやって
練習してるんだ！
そうだ……と
言い聞かせたら
その先を
あんまり考えたくなかった
ep.23→
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作者名：ちぇんのらん
| 作成日時：2017年10月1日 14時
