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ep.2 ページ2







『…ベクぅ?もう3回聞いたよ?

だから…何?』


嫌な予感しかしない……


BH「今日だけで…いいからさ」


『…ん。』


BH「…っとー」

『…ん。ぁっ、
ベク早く!あの電車に
乗らないとーっ!』


BH「お、おおっ!」




駅に着けば
学校まで2つ乗り換え。

ギリギリ電車に乗り込む

『…間に合ったね♪

っで…
なんだっけぇ??』



ドア近くのつり革は高すぎて

それに捕まるより

ベク君のリュックの
紐に捕まった方が
倒れないから

ぎゅっと持ってスタンバイok



走ったせいで

外れそうになったイアホンを

反対側の手で
付け直そうとしたら



今日も結構…
視線というギザギザの矢が


背中越しに
突き刺さる。




持たないで……w

触らないで

って言ってるんだよねww





BH「A…持った?動くぞ」


『…ん。持ったぁ』


ベク君が
毎日そう言って確認するから…

持つしかないw


ほんとすみません!
後ろの皆さん

私、なんとも…
思っちゃいませんから
安心してくださいね(汗)




少しチラッと覗きながら
腰を落として……

痛い視線にぺこりとした



そうだ…!

あのさ、あのさぁ、…
の後が続かない

ビョンベッキョンに



もう一回聞いてみよっ

『で、ベクミ「って呼ぶなってば!」


おぉ。ゴメンっ。

そのベクちゃん
あのさぁ、の後……」


私が謝って
ちっちゃい頃みたいに
こうして
「ちゃん」付けで呼ぶと


急に
ニやニヤご機嫌
良くなっちゃう


高校の頃からの
仲良しベクちゃん。

フツーの幼馴染だけど

仲良くなったのは
同じ高校に入ってからだった。

次の進学先も
学部ちがうけど
場所がなぜかおんなじで


まあ、普通の感じ?



それが本日7:45
電車の中でトツゼン!
突然変わった





そうなのよ、
聴力が
おかしくなったかと思った



ねぇ、
どでかい爆弾を

なぜ私に落としたの?





BH「あのさぁ、……」





見上げる私に放った一言







BH「俺の彼女になれる?」








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作者名:ちぇんのらん | 作成日時:2017年10月1日 14時

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