ep.16 ページ16
＊
賑やかな人混みを
ゆっくりかき分けて行くと
BH「みっつ…け…た」
今朝着てた洋服に確かに
見覚えあるのに髪型が…違う
そんな、オシャレするんだ？！
後ろ姿がいつもと違うし
BH「A〜？」
背中向けたままこっち向かない
聞こえてないんだ、多分
とにかく
俺はでない。
もう他は探さないから…
それも
言っておきたい
BH「A〜？」
あ、見失いそう……
一気に
人が流れて来て通り辛っ！
肩を平行に入れながら
スキップ気味に
足を運んで
至近距離まで来た
Aちゃんの腕を
パッと掴んだ。
BH「キャッチぃ！」
『…ぁっ！べくちゃん』
BH「…ふ！なぁんだ、
意外と近くにいたんだな」
べくちゃんって
呼んでくれる時は
怒ってない……
良かったわwww
BH「………なんで、」
『んん？』
BH「んー。
なんで髪型変えたの？」
『ぁ…、これ？』
DH「…何事も
可愛くなきゃね？」
BH「誰に……
ハハっ見せんの？」
DH「そりゃ、
ギョンス君にでしょ？」
『…ん？そなの？』
BH「……」
DH「あ、A〜っ、
ソンジェ君から
探されてる私。」
「行っていいよ〜〜』
DH「ベク君、ごめん。
この後
のらんのことよろしく、いい？」
BH「おっ！」
『わかった。
じゃホールの舞台裏だね』
少しアップして
襟足が出てる
BH「こういうの…ダメだろ」
…………
こーいうのダメだろって…
ベク君が脇に少し落とした髪を
ビューンって横にあげた！
『…ナニしてくれんの、
ちょっとお！』
可愛すぎて無理……
けど手が…
気持ちと真逆に動いた
ビョーンってwww……
『…あ、もう。
崩れちゃうじゃん。
ベク君のイジワルっ。
小学生みたいなこと
しないっっ！」
そう言われて
怒られた 俺。
BH「ぁごめーんっ♪♪」
(気持ちなんか…
こもるわけないじゃん)
『はっ？
全然ごめんっじゃない。』
BH「そんなことはない」
『ビョンベッキョン！やーっ』
ベク君のふざけに
本気で
怒りそうになった……
BH「A…あのっさ、」
『出たわ。今度はなんの』
BH「あのさぁ」？？
『じーっ、なに？』
BH「俺ね、
出るのやめたの。コンペ」
『ぇっ？！』
ep.17→
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作者名：ちぇんのらん
| 作成日時：2017年10月1日 14時
