ウソをつくのも勇気がいるんだから(JD)… (ページ5)

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2 とある本屋の事件簿① ページ5

＊

昼休みに
本日発売日だっていうコトを

思い出して
ランチの帰りに寄った本屋、

イソイソ♪な足取りっ～！

視界に入った平棚には

なぜだ？

もう
2冊しか無いやないかいっ？？

『うえ？なんで…？』

と思ってる間に

スーツ姿のアジョッシが

残りの内1冊を持っていったー！

今日発売のこの本、
なんかあるの？

女子もおじさんも

どうも……

ターゲットが
混在しているらしい？

え？嘘でしょ……

『やばいっw！
走らないと出遅れる…』

だーぁーっっ！！！！

………………

「あっタァ♪！」『はっ♪ゲトぉ』

JD「…うぉ、wwにゃに？」
『…いや、これ私が///』

本の上に
２つ手が乗ってるよねww

、
JD「あれぇ？」

『あっ………？？？』

『あのビルで……
もしや、お会いしましたか？』

JD「ん？(ニッコリ)」

タッチしてる本の反対側の手が

私の方に向けられて

JD「あ、どうぞ？」

って言ってくれたから

つい……コッチも社交辞令で

『いえ……、どうぞ』って返したらさ

JD「あ、そ？
俺の方が先だったもんね、ギャハハ」

さっきどうぞって言ってくれた手は

見る見る間に

ズリズリ私の手を押してきた後

今日発売のこの本をスパッと取って

持ってかれたww

『…えーーーつ？？ちょっ、

ま、待ってくださいぃ！
同時だったじゃん』

JD「へぇ？そうかなぁ。

でも
どうぞって
言ってくれたよね～？」

『うわはっっ？はぁ？？』

JD「言ったでしょ～？」

『…言いましたwってか、
なんで
おっさんとか、
男子とかこの本なの？」

JD「にゃに？問題あんの」

って…振り返って近づかれた

『だって、
これ女性ファッション雑誌だよぉ？？』

JD「ん。そだねっ！だから？」

な、なんかもう
目が滅茶苦茶無くなるほど
笑って来るけど……

声が…こ、わいぃぃ。