眼帯少女は色んな意味で狙われています。７

Chap.307 ページ41

睨み合って、はいないな。
安室さんが一方的に睨んでいる。

それをただ黙って見ていることしか
できない私は、話を始められずにいた。

沖「あなたは、男もイケる方だったんですね。」

安「は…？」

沖「そんなに見つめられても困ります。」

安「睨んでるんですよ。」

相変わらずだ…犬と猫って感じだな…。

まあ前みたいに戻ったってことで
良いことなのかな…？

『あの、すみません、話をしてもいいですか…？』

沖「ああ、すみません。受け取れない好意は
丁寧にお断りしないとと思いまして…。」

安「僕が向けているのは敵意ですが。」

『お話をします！！！』

言い争いが始まる前に阻止する。

今日は、これからについて三人で話す。

話をしたいと言ったら、二人とも
予定を空けてくれた。

ポアロで話をしようとしたけれど

美形が二つ並んだら、女の人たちが放って
置かないだろうと思って静かなカフェに来ている。

『これから、私がどうするかに
ついてなんですけど…。』

二人はもう私のことを知っている。

ここまで来るのに長かったけれど
本当に言えて良かったと改めて思う。

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