Chap.282 ページ16
さっきのようなことがないか
不安なのか少しの間、僕を
じっと見つめてから頷いた。
「ありがとう」と、お礼を言うと
彼女は何も言わずに僕の前に立つ。
安「立ち話もあれなので座りましょうか。」
近くにあったのがベッドだったため
横に並ぶように座った。
考えるばかりで、ただ時間が過ぎていく。
どこから話せばいいのか、
まず何を話せばいいのか。
彼女に自分の気持ちを伝えるためには
どうすればいいのだろうか。
あの時の自分の間違いを訂正するのも
自分が悪かったと彼女の前で
自分を責めるのも違う気がする。
それ以前に、彼女は僕に対して
何を思っているのだろうか。
もう、嫌われてしまっているのだろうか。
この時間は、彼女にとって
お別れをするためのものなのだろうか。
僕に時間をくれたのも、最後の
時間として考えているからだろうか。
考えれば考えるほど、本心が負の感情に
埋もれていく。
グッと拳を握ると、沖矢さんから
言われた言葉を思い出す。
「気の毒な人だ」と。
彼が僕にそう言ったのは
きっと自分の中では答えが決まっているのに
それを口に行動に出せない僕を
哀れに思ったのだろう。
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麺たらコ(プロフ) - イアデビルさん» ありがとうございます(^^) (2020年3月22日 17時) (
レス) id: 520e2812b2 (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - とっても面白いです！最新待ってます！頑張ってください！ (2020年3月19日 2時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
ムニ子。(プロフ) - ぎょなさん» 読んでくださって、ありがとうございます！これからも頑張ります(^^) (2020年1月26日 20時) (レス) id: 520e2812b2 (このIDを非表示/違反報告)
ぎょな(プロフ) - 次回更新日書いてあるとありがたいですね！とても面白い作品です！！楽しみにしてます^^ (2020年1月20日 23時) (レス) id: a2b2f6be31 (このIDを非表示/違反報告)
ムニ子。(プロフ) - まゆさん» 読んでくださって、ありがとうございます(^^) (2020年1月12日 13時) (レス) id: 520e2812b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麺たらコ | 作成日時：2019年8月29日 22時
