眼帯少女は色んな意味で狙われています。６【安室透/赤井秀一】

Chap.247 ページ19

沖「では、会計を済ませて
先に車に戻っていてください。」

沖矢さんはポケットから
車の鍵を出すと

私の手のひらに乗せた。

『え、でも…。』

沖「いいから。」

真っ直ぐに見つめられ、グッと
言葉を飲み込む。

安「良くないです。」

沖矢さん越しに安室さんと目が合う。

安「僕とAさんは
まだ会話中なんですから。」

沖「その会話の引き継ぎが僕です。
お気に召しませんか？」

安「実に不愉快です。」

安室さんは笑っているけれど
少し引きつっている。

沖矢さんは無表情だけれど
少し楽しそう。

沖「僕のことが嫌いなんですか？」

安「まさか。大の大人が好き嫌いなんて。
まあ、好きではないことは確かです。」

沖「でも、嫌いではないということですか？」

安「はい、“大“嫌いです。」

沖「ひどい矛盾っぷりですね。」

…ここは沖矢さんに任せよう。

それに、この皮肉しかない会話を
聞いているのはヒヤヒヤする。

私は会計を済ませるために
その場を離れた。

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ここまで読んでくださって
ありがとうございます。

次回の更新がいつになるか分からないので
決まり次第、またお知らせ致します。
なるべく早く更新したいと考えていますので
待っていてくださると幸いですm(_ _)m

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たくさんのコメント、評価、お気に入り登録を
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これからも、宜しくお願いします m(_ _)m

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