眼帯少女は色んな意味で狙われています。３【安室透/赤井秀一】

Chap.119 ページ28

コ「だから
二人とも落ち着いてって。
僕もAお姉さんの事情を
聞きたいなって思ってたんだ。」

コナンくん、それは私を
怪しんでるってことだよね？

沖「では、リビングで話しましょう。

ここにいる全員が、Aの事情を
知りたいと思っているなら、ここで
話した方が手っ取り早いですからね。」


安「意味が分かりません。
それに、Aさんはどうなんです？
こんな大人数に言っていい事情なんですか。」



『えっ、私ですか？』

いや、言うのはいいんだけど
心配なのは警戒人物が三人揃ってるってこと。

勘が鋭い三人なら、私が嘘をついていると
バレてしまうかもしれない。

沖「何か問題があるんですか…？」

コ「いいよね、Aお姉さん？」

聞いているようだけど聞いてない。

これは、圧力だ。
もう有無を言わせない圧力だ、これ。

『大丈夫です…。』

安「え、Aさん！？」

沖「なら、良かったです。
リビングに行きましょう。」

安室さん、ごめん…。

圧力に負けました。

そうして、重い足を引きずりながら
長い廊下を進みリビングへ向かった。

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