五話 推薦入学者 ページ6
逃走する環を追おうとしたがミリオに
「とりあえず教室入ろうぜ！！」
に納得し、アプローチは日を改めてしようと誓ったA。
ついでに今日の帰り市役所に寄ろうと決め込む。
ガラッ
バリアフリーのドアを開けるとほとんど集まっている生徒ほぼ全員が扉の方へ振り向く。
皆息をのんだ。
その理由は勿論、(省略)だからだ。←省略…
教室の一番奥で飛び出た椅子に腰を下ろしたAにいまだ注目は集まったまま、そんなAに話しかける少女が一人。
「あの…………すいません、私八百万百と言いますの。これからどうぞ一年級友としてよろしくお願いいたしますわ！」
Aと同じく推薦入学者が一人で、グラマラスなボディが特徴の黒髪の少女だ。何かとAと似ている節がある。
『私は高嶺A。こちらこそよろしくね、敬語はなくていいから。えーっと、…………百ちゃん？で、いいかな？』
八百万「(名前で……！はぅ！)勿論ですわ！！！」
ほのぼのとした空気が漂う。
二人のやり取りを見ていた女子生徒や男子生徒の一部も挨拶に来てくれる。
気さくなのは流石ヒーロー科、
私としては凄く眼鏡の委員長が似合いそうな飯田くんの手の動きが気になる。
それはもうすっっごく。「僕」と言いかけていたからお坊ちゃん？「俺」と言い直していたのは一種の高校デビューかな。
正直天喰の事が頭から離れず、
気を紛らわす為に思考を巡らせるのに必死だったが苦難したAは斜め前のオメデタ頭くんに話しかけることにした。
『もしかして聞こえてたかもしれないけど私は高嶺A。これからよろしくね、名前聞いてもいい？』
気を紛らわす為…………オメデタ頭…………
端から見れば、というか冷静に考えるとオメデタ頭くんこと
「轟焦凍だ。」
同じく推薦入学者の轟はAに良いように暇潰し道具として使われている。
なるほど…………クールイケメンポジってところか…………。イケメンは欠かせないよね、そんで名前と頭のオメデタ色の紅白で判断すると「炎」と「氷」ってところかな？
轟をガン見しながら個性キャラ云々と推測を重ね、頭の中のデータ帳の一ページに情報を書き留める。志す夢が容易に手の届く半端な夢でない事は重々承知しているため日々自身の磨きを怠っていない。
「推測」は、彼女高嶺Aの強力な〃能力〃なのである。
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勘久郎 - はじめましてー。環可愛いよねー。夢主ちゃん分かるよー。設定にあった事僕もしてみt(げふんげふん 更新頑張ってくださいねー。(爽やかな笑み) (2020年3月6日 0時) (
レス) id: 9175532e2c (このIDを非表示/違反報告)
夏菜子 - 凄くこの作品が好きです！これからも更新頑張ってください！！応援しています！！！ (2020年2月3日 23時) (レス) id: 27f3ddea15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいね | 作成日時：2019年12月18日 14時
