十八話 私って ページ19
「私がぁぁぁーー！！」
「普通にドアから来たぁぁぁーー！！！！」
「「「オールマイト！！！」」」
『(雄英の先生達って、声量どうなってるの)』
大声で教室に入ってきた事を主張するナンバー１ヒーローに、イラつきを隠す気配の無い高嶺。
思えば四限目のマイクもそうだった。
「ご、ごめんよ高嶺少女……声をこれから抑えるから顔、どうにかしようぜ！？」
『チッ』
「舌打ち！？」
考えれば考えるほど苛々は溜まっていき、ついにオールマイトが申し訳なさそうに謝ってきた。
その後に「顔すげぇな」と前から言ってくる轟は喧嘩を売っているのか。
「と、とにかく！聞いてたと思うけど午後からはヒーロー基礎学！！実技練習さ！それを行うにおいて、合格通知が届いた後少年少女達に描いてもらったーー
「「「コスチューム！！！」」」
さ、最後まで言わせてほしいんだけどまぁそうさ！！」
台詞を取られたオールマイトがそう言った途端、
後ろから１、２、３……と番号がふられた棚がボコボコ、と壁から突き出すように出てくる。
「番号は出席番号！棚にはコスチュームの入ったケースがあるから各々それを取り、更衣室で着替えた後グラウンドβに集合！」
高揚と期待、もしくは緊張した面持ちのクラスメイト達。
自覚するのだとオールマイトは言った。
自分達は命懸けで人々を救うヒーロー。
その卵。
形から入るのも大切、頑張れ有精卵共！！と。
ーーーーいえ、人間ですけど。
有精卵だとか卵とか。私って冷めてるな……。そう思いながら真顔でケースを取った。
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「わぁー！高嶺巫女！！白と赤の袴！！」
「髪も紙で束ねておりますわ、和ですね。似合っています！」
「髪も紙……ヤオモモ文面だから分かりやすいね！」
『透、待ってストップ。』
メタイってば。
皆が見て、褒めてくれる私のコスチュームは巫女服だ。
神社だからね、実家。髪も紙で束ねて、上には白地がベースで裾の方に桜の刺繍がされている羽織を着ている。羽織はだいたい太股辺りまで。靴はロングブーツ。
「サポートアイテムとか……無いね、コスチューム自体にも性能とかある？」
『しいて言うなら動きやすいように軽めにしてもらったくらい。特に性能はないね、好みだし、実家が神社だから慣れてるし。』
「生巫女！口噛酒！」
『東京のイケメン男子とは入れ替わってないけどね。』
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勘久郎 - はじめましてー。環可愛いよねー。夢主ちゃん分かるよー。設定にあった事僕もしてみt(げふんげふん 更新頑張ってくださいねー。(爽やかな笑み) (2020年3月6日 0時) (
レス) id: 9175532e2c (このIDを非表示/違反報告)
夏菜子 - 凄くこの作品が好きです！これからも更新頑張ってください！！応援しています！！！ (2020年2月3日 23時) (レス) id: 27f3ddea15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいね | 作成日時：2019年12月18日 14時
