十三話 テストの後は ページ14
「俺はドライアイなんだ！！！」
((((個性凄いのに勿体ない！！！))))
全員の声が揃った瞬間だった。
いや、正しくは心の声。
揃ったことには納得する、カッ！と目を瞠目させドライアイなのだと叫ぶのだから「勿体ない」が率直な感想。
そうして、少しのトラブルもありつつ８種目が終わった。
この後、ある人物に恐ろしい脅威が猪突猛進してくることになるとは知らずにーーーーー。
相澤「んじゃ、合理的に結果を一斉開示するぞ。」
一部の生徒はゴクリ、と生唾を呑む。
当たり前のこと、この個性把握テストに合わない個性を持つ者もいるのだから。
その代表格が緑谷だ。
「(結局ヒーローらしい記録を出せたのはボール投げだけだ。後半残りは指の痛みで持久走はさんざん、どうしよう……せっかく……せっかく……！)」
焦りを顔に出し、汗を額に浮かせ唇を噛み締める緑谷を遠目に見つめるA。
『(……一体、)』
何を考えているの。
何を背負っているの。
オールマイトとはどんな関係。
貴方の個性は。
私は彼の事を何も知らない。
だからなのか何故なのか、興味がなにかと湧くのが緑谷くんだ。
頭は回る方みたいだし、実力はまだ未知数。
それは実力者に認められているからであって、侮れない。
……惜しい。きっと、彼が除籍処分n……「因みに除籍は嘘ね。」
……ん？？？
「「「えぇぇぇっぇぇぇぇーーっっっっ！！！？？？」」」
『……ん？？？あぁ、そういう、こと……。
え、良かったね、緑谷くん！！！』
緑谷「へっ、‖‖あっあああた、高嶺さんんん！！！」
初心か……(察し)
皆が驚いている事など気にもとめず、相澤は結果を一斉開示する。
まぁ驚いていると言っても、例外はちらほら。
八百万「ちょっと考えれば分かりますわ……。」一位
轟「……。」三位
『さっすが百！』二位
八百万「い、いえそれほどでもありませんわ！！‖‖」
余裕上位の面々だ。
生徒たちはそのまま解散、制服に着替えた後教室へ戻りその後は自由下校と相澤から告げられた。
更衣室へ一緒に行こう、一緒に帰らない？と嬉しい誘いを受けたAだったがそれを断った。
何も予定が入っていない普段のAなら「買い食いだー！」と笑顔で誘いを受けるだろうが、生憎Aには朝からずっと決めていた予定がある。
〃市役所に行こう〃
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勘久郎 - はじめましてー。環可愛いよねー。夢主ちゃん分かるよー。設定にあった事僕もしてみt(げふんげふん 更新頑張ってくださいねー。(爽やかな笑み) (2020年3月6日 0時) (
レス) id: 9175532e2c (このIDを非表示/違反報告)
夏菜子 - 凄くこの作品が好きです！これからも更新頑張ってください！！応援しています！！！ (2020年2月3日 23時) (レス) id: 27f3ddea15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいね | 作成日時：2019年12月18日 14時
