戦争２４ ページ28
２日目は自由に館内を回るように言われたそうで、ずっと本を探しまわっていた。そこへ暇をもて余した手塚が入る。
「両親は心配してないのか。」
この男はいつも突然に喋りかけてくると慣れたのか普通に話すルナ。
「はは。相当してると思います。でも友達の家に泊まってるって言ったんで多分大丈夫です。」
恋愛小説が並べられた本棚へと手を伸ばすが、身長が低すぎて届かない。諦めようとした瞬間、自分に大きな影が被さった。
「ほら。」
ルナに本を渡す手塚。
「____ぁ、ありがとうございます。」
漫画でしかこういう展開を見ることはないかもしれないが、図書館員はこの現場を何度も目撃しては羨んでいたという。
「なんだその顔。せっかくとってやったのに。」
________笑った。
滅多に笑わない手塚がただ純粋に笑っていた。そのことが嬉しくて、いつの間にか私も笑ってた。
「恋愛系が好きなのか？」
「いやー、何が面白いかとか全くわかんないからとりあえず、みたいな。」
「ふーん...。」
「手塚ー。」
小牧の声だ。
「はい！！...じゃ、俺もう行くな。」
「ありがとうございました。時間があったらオススメの本紹介してください。」
「____あぁ。」
手塚には仕事がある。『時間があったら』というフレーズはルナの気遣いの気持ちだろう。でも、本当はもっと居てほしかった。いろんな話したい。あの人と笑ってたい。
.....これじゃ、まるで_____。
いや、無いな。出会ってまだ２日だもんなぁ。
「あー、久しぶりにカラオケ行こうかな...。」
「そっかそっか。どこのカラオケ行く？」
「ぅわああ！Aさん！？」
突然背後から現れたAに心底驚くルナ。そして反応に満足して笑顔のA。
「いやー、カラオケはいいよね〜歌うことって楽しいもんね〜。」
「ですよね！私も大好きで...。」
途中で言うのをやめて下を向く。
しまった、言っちゃった。
「ほぉ〜ら。やっぱり好きじゃん。」
「アハハ〜。そうですよ、大好きです。だからカラオケ行きましょう！」
「Ｌｅｔ,ｇｏ！！」
この後Aとルナはびっちり堂上教官に怒られましたとさ♪
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いずみん(プロフ) - カモミールティーさん» ありがとうございます^^頑張ります！！ (2015年3月3日 21時) (
レス) id: 330b963b03 (このIDを非表示/違反報告)
カモミールティー(プロフ) - おぉ〜かっこいい堂上教官やばいッ！頑張ってください＾＾ (2015年2月28日 18時) (レス) id: 10f04cca59 (このIDを非表示/違反報告)
いずみん(プロフ) - 泉月さん» わゎ！！ありがとうございます。めっちゃ嬉しいです！！ (2015年2月22日 15時) (レス) id: 330b963b03 (このIDを非表示/違反報告)
泉月 - めっちゃ面白いです (2015年2月22日 15時) (レス) id: 7ba82b4767 (このIDを非表示/違反報告)
いずみん(プロフ) - 堂上ＩＯＶＥさん» 本当に堂上教官カッコいい！！名前にしちゃうほど大好きなんですね^^コメントありがとうございます！ (2015年2月11日 19時) (レス) id: fe04c1f201 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ａｉ | 作成日時：2015年1月15日 21時
