戦争２０ ページ24
その時は、暑い夏のお昼だった。
隊員たちも疲れはて、その異常な暑さに倦怠感を感じるほど暑い夏。そんな時に、アイツの相手は現れた。
「はぁっ.....はぁっ.....。」
こんな高い気温なのに白い長袖パーカーにフードを被った少女が一人、館内に駆け込んできた。要注意人物か？郁や手塚も少し気になった。
「はぁっ..........。」
何故か息も切らしている。何かに追いかけられた後のように。相当疲れているのか、ソファーに座り込みぐったりしている少女。
「ちょっと職質かけてみる？」
「まだ小学生くらいじゃないか？」
「でもなんか様子おかしいよ。病気かもしれないし！」
そう言うなり少女の元へとかけていった郁。正義感強い性格のせいもあってか困ってたり様子がおかしい人は放っておけないという。
「あの、すいまs((ぅわっ！？」
郁が喋りかけた途端、別の方向に走り出した。ぼーっとしていた時に、
ドンッ！！！
「お！？」
手塚と激突。
何事かと手塚が呆気にとられていると、
「何するんですか！！」
「は！？」
急に思わぬ言葉を吐かれ郁も手塚も意味がわからない。こーゆう利用者にはなんと言えばいいのか。
「ぇと、お客様、館内では走ると危ないですので...。」
「え！？」
なぜか驚いて、体勢が崩れた時にフードがパサッと取れた。幼さが残る真っ白な顔に、真っ黒な髪の毛が対照的な女の子だ。
身長の低さもあってか小学生だと思っていたが.....。
「え、あ、ごめんなさい...てっきりファンの人がまた追いかけてきたと思って...。」
「「ファン？」」
ファンとは何のことだろう。
芸能人か何かか？でも確かに何処かで見たことあるような.....。
「ああああ天宮ルナ！？」
後ろから叫び声が聞こえてくる。聞き慣れた声だ。
「天宮ルナ？.....あ、なんか聞いたことある。」
「高校生新人歌手の天宮ルナだよ！？めっちゃ歌上手いの！ヤバイなんでここにいるの！？」
「ファンの方に追いかけられて図書館に逃げて来たんです。」
「あ〜それは大変。落ち着くまで本でも読んでたらどうですか？ここたくさん本あるんで！面白いの見つかりますよ！」
「じゃあ...お言葉に甘えて！」
Aとはしゃぐ天宮ルナに手塚が小さく一言。
「なぁ俺てっきり小学生かと。」
「思った思った。すっごい身長低いし。」
「中学生二人がしゃべってるようにしか見えなくね？」
「バスだって多分小学生料金で通せるよw」
この会話は思いっきり二人に聴こえてました。
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いずみん(プロフ) - カモミールティーさん» ありがとうございます^^頑張ります！！ (2015年3月3日 21時) (
レス) id: 330b963b03 (このIDを非表示/違反報告)
カモミールティー(プロフ) - おぉ〜かっこいい堂上教官やばいッ！頑張ってください＾＾ (2015年2月28日 18時) (レス) id: 10f04cca59 (このIDを非表示/違反報告)
いずみん(プロフ) - 泉月さん» わゎ！！ありがとうございます。めっちゃ嬉しいです！！ (2015年2月22日 15時) (レス) id: 330b963b03 (このIDを非表示/違反報告)
泉月 - めっちゃ面白いです (2015年2月22日 15時) (レス) id: 7ba82b4767 (このIDを非表示/違反報告)
いずみん(プロフ) - 堂上ＩＯＶＥさん» 本当に堂上教官カッコいい！！名前にしちゃうほど大好きなんですね^^コメントありがとうございます！ (2015年2月11日 19時) (レス) id: fe04c1f201 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ａｉ | 作成日時：2015年1月15日 21時
