あますぎちゅうい【utit】【短編集】

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「志麻くんもう帰………」


Aがちょうどこちらを振り向いた時に俺は唇を塞いだ。
フニッと柔らかい唇が、ただ触れるだけでも果実のように甘かった。


そおっと唇を離すと、Aが顔を赤く染めていた。
俺はずっと触れたかった綺麗な黒髪に手を伸ばした。



「志麻…くん……」


「嫌やった？」


髪を撫でながら自分が思う甘い声で囁いた。
Aは、何も言わずに俺を見つめるばかり。




「何も言わんのや？」



「……っ」





余裕ぶって微笑んでみせた。
するとAはみるみる顔を赤くさせた。



「志…麻く……っ」


ああ、こんなことされるんは初めてなんやな。



こんなに可愛いのに。



「好き。付き合お、A」


宝石のように輝く目から一滴の涙が落ちた。


君は俺の胸に顔をうずめていて、



「私も好き…」



この可愛いさを手に入れたんは俺が初めてだと思ったら嬉しくて




　 ずっとほしかった



　 _______やっと、手に入れた。


*-*-*-*


過激な行為のお話を削除させていただきました。

コメントにてご指摘、ありがとうございました。
今回の件に関しましては、コメントをいただく前から、
お話を消すか、フラグを立てるか、パスワードをつけるか、と悩んでいたのですが削除という結果に致しました。

フラグを立てるとなると、そういう話を更新せざるを得ないのかなと思ったからです。

不快な思いをさせてしまい、大変申し訳ございませんでした。

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