あますぎちゅうい【utit】【短編集】

sen ページ5

「AーAーAー」

「うっさい」

「なーんーでーよー」


いつも大人っぽいのに今日の千里はかまちょ。
たまにあるんだよなーこれ。


「もーAー、ちゅーしよ？ハグしよ？ねえー」


ちょっとこれめんどくさいねん。
意味わからんくらいくっついてくるからなんか鬱陶しいねん()


「なんで無視するんー？ねーえー」


「うるさいもん」


「Aひどい！今日の俺とやったら何でも出来るで？しよ？ねえねえ」


抱きつかんといてええ
今そんな気分じゃないねん…


「Aちゅー！ちゅーしよ？」

「千里キモいで、どうしたん」


千里は私の言葉を無視してほっぺたにキスしてきた。


「ねえー……」

「もーA可愛すぎー！耳食べよ」


耳！？と思った頃には遅かった。


「んん！？」


私の右耳は千里の口の中。
パクッと口の中に入れられて、千里の口の中で舐められる


「やっ千里！！ちょ…んん、だめ…っ。はぁっ…う…」


千里の口の中の音が全部鮮明に聞こえてきて恥ずかしい。


「わっ！？」


今度は耳の中に舌が。
なんとも言えないような感じで全部声が出てしまう。


「ん！やぁ！やめ…んぅ…んぁっ！？」


「ぷは…Aが塩対応してくるから。」


そう言ってペロッと耳を舐めた。


肩がびくっとはねる


「ねえAー」

「……なに？」


「Aちゅー」


仕方なく千里にキスをした。
離れようとしたら後頭部を押さえられて「えっ」と私の口が開いた瞬間に千里の舌が入ってきた。


「ん……ふ…はぁ…んぅ……」


顔の角度を変えながら千里は口の中の侵略を進めていく。


部屋にいやらしい音が響く


「ん、や…」


唇が離れると銀の糸がツーと垂れて切れた。


「A可愛いね。ツンツンしてるのに声はあまあま〜」

「…うっさい、ばか。」


言葉では冷たいことを言っているけれど顔は熱を帯びていてきっと赤くなっているんだろう。


「ｯわ、私ちょっと用事あるから…、」

恥ずかしくて席を立って足を踏み出そうとすると、腕を引っ張られ座らされた。


「俺よりも大事なものってなに？」

お久しぶりです→←.　

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