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amt リク ページ34

杏奈@96月様リクエストです。
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全く働かない頭と動かない体をなんとか動かして保健室へと向かう。保健室のドアをガラガラ、と力の入らない手でゆっくりと開ける。すると、難しそうな本を読んでいる天月先生と目が合った。



「うおぉっ…ぅえっ、A!」


駆け足で私のところに来る先生。私も先生の所に行こうとするとフラッとバランスを崩して天月先生の胸の中に飛び込んでしまった。先生も「おおっ…」と声を漏らした。自分でしたことだけど心臓がはねあがる。



「おでこ触るね……って熱やばいじゃん!!」


「ご、ごめんなさい、先生……っ、」


この抱きしめられた状態から逃げたくて離れようとすると逆にぎゅっと抱きしめられる。



「大丈夫。じゃあ…一番向こうのベッド行こうか」


「はい……えっ」


フワッと体が浮かんで天月先生の顔がドアップになった。熱がある私はお姫様だっこをされていることに気づくことに気づくのに時間がかかった。


そして先生はベッドに私を優しく降ろして横の椅子に座った。





「んん…っ」


目を開けると天月先生とパチッと目が合った。そして先生はニコッと微笑んで私の頭に手を伸ばした。


「よく寝たね。おはよう」


「え、あ…」


優しく頭を撫でられた。


「気分はどう?」


先生は私の頬やおでこに手を当てた。


「………まだ熱いね」


私が向いている側のベッド脇に先生がしゃがんでいる。私の真横に先生がいて、すごく距離が近い。

そういう天月先生も私に熱を与えているだろう。


「体はまだ熱いけど…怠さとかはなくなったかなって…思い…ます」


「ほんと!?よかった〜。」


天月先生はニコッと笑って私の頭をポンポンしてくれた。


「どうする…もう早退しよっか…?」


心配そうな顔をして こてん、と首をかしげた。


「うち、今…親居なくて…」


家に帰っても天月先生みたいに面倒を見てくれる人がいない。どちらかというと帰った方が大変。ここに、いたい。


「あっ、そうなんだ…。じゃあ…」


「ここにいてもいいですか…?」


うんうん、とうなずく先生。すごくほっとした。


「やったぁ!」

「……え、?」

突然喜び出した先生。先生はまるで「やってしまった」と言うように慌てて口を押さえた。そしていじわるそうな顔をして口に手をあてながら小声で言った。


「まだ一緒にいられるね」


ニコッと白い歯を見せて笑う先生。
そんなの…ずるいですよ。

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ちか_chika(プロフ) - 私、お、おう強気だね?ってなったw (2021年4月25日 17時) (レス) id: a3ed2858fd (このIDを非表示/違反報告)
乃々夏(プロフ) - メンヘラ配信のやつですか?wwww笑っちゃいましたねwwwwごめんなさい!!! (2021年3月6日 13時) (レス) id: e426f8e368 (このIDを非表示/違反報告)
李猫(プロフ) - 好きです!更新頑張ってください。応援してます!! (2021年2月28日 21時) (レス) id: 893699292a (このIDを非表示/違反報告)
ゆなこ - 乃々夏さん» ご指摘ありがとうございます!笑笑 (2021年2月23日 13時) (レス) id: 388f2106fd (このIDを非表示/違反報告)
乃々夏(プロフ) - 「0」が一個足りてないですよwwww100,000hit です!!! (2021年2月23日 10時) (レス) id: e426f8e368 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆなこ | 作成日時:2020年6月25日 20時

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