甘い曜日のかっぷるちゃん。(ybxcn)曜日シリーズ(５)

＝こうちゃん・４＝ ページ4

「ああ、そーだよー。」

って俺、明るく言いながら・・ドキドキ。


侑李ちゃんの小悪魔ちゃんスイッチ入っちゃわないかな・・

って思ったけど・・。



侑李ちゃんは、ニコニコ、キョロキョロして

「わ〜、キレイ。どこもかしこも、お片づけされてて
　男の人の1人暮らしじゃないみたいっ。」



「ふふ。これでも今日の朝、早く起きて
　掃除したからさー。」


「・・宏太さん、侑李のために
　おそーじしてくれたの？」


「ああ。侑李ちゃんが俺の家来てくれるから
　気合入れて掃除したよ。ふふ。」



「んふふ〜。ゆーり、うれしぃぃ。」

そう言ってニコニコしてる。




・・甘々な感じになんのかな〜って思ったら

さらっと、カーテンとか枕元とか見て

寝室を出た。



・・あれ？案外あっさりしてたなぁ。

小悪魔ちゃんグイグイ止めたのかな？

止められたら止められたで・・寂しいもんだな。



拍子抜けしてる俺に、侑李ちゃんが

「宏太さん、こっちのお部屋は〜？」



「あーそこは今、物置きになってるから
　これといって何にも無いよ。」


「そうなんだぁ〜。」



・・まぁ、いいのか。そうだよな、グイグイこられたら

困るんだからな。うんうん。



「ほら、侑李ちゃん。
　おいでよ、そこのソファ座って。」


「はーい。」

てけてけと歩いてポスンとソファに座った

侑李ちゃんに俺は

「なに飲む？お茶、紅茶、コーヒー・・
　オレンジジュースにウーロン茶。」



「んっと、オレンジジュースっ。」



「おっけぃ。わかった。」




俺はキッチンで、グラスにジュースを淹れ

俺は、コーヒーを淹れて

ソファに近付いていく。




侑李ちゃんは、ソファに座って

足をパタパタ。プラプラ。

そして、まだキョロキョロ。



そんなに珍しいのかな・・これといったもんは

無いのになぁ。・・可愛いなぁ。




・・と、・・ん？？って思う俺。

侑李ちゃん、ヒザ小僧出てるなぁって、

半ズボンで来たのか？

しかしもう、１１月も下旬・・。



まぁ、半ズボン似合いそうだもんな・・。

まさに、少年愛の原点って感じだ・・半ズボン・・

って、俺っっ！！！




俺は、ソファの前のテーブルに

飲み物を置いて、「どーぞ。」って言いながら

侑李ちゃんの隣に座った。



まだ、キョロキョロしてる侑李ちゃんに

「侑李ちゃん、部屋寒い？
　その可愛いコート脱がないの？」


「あ。そーだったぁ・・。」

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