甘い曜日のかっぷるちゃん。(ybxcn)曜日シリーズ(５)

＝こうちゃん・２７＝ ページ27

「むぅー。ごむぅ。」


「そーだよ、ゴム。ちゃんとしなくっちゃ。
　言っただろ、マンガとかは、ファンタジーなのっ。」


「むぅー。ゆぅりは・・
　なまで・・して・ほしーのにぃ。」


「な、生っとか、言わないのっ。
　はしたないよ、侑李ちゃんっ。」


「むぅ。むぅ。むぅ――。」



「むぅ。むぅ。言ってもしないよ。」


「ぷぅ―――。」


俺はクスクス笑いながら

侑李ちゃんを見つめ頬を撫でて


「可愛いね・・侑李ちゃん＿＿＿＿。」

「こうたさぁん。」


侑李ちゃんは、お目目をパチパチして

ご機嫌をなおして、ニコニコ、もじもじと


「んっと〜、宏太さん・・。」



「ん？何、侑李ちゃん。」



侑李ちゃんは、小さな指で、俺の胸元をイジイジしながら

「宏太さん・・侑李の、むねぇ・・おいしーぃ？」




俺は侑李ちゃんを見つめ甘く囁く。

「ああ、侑李ちゃんは、何処も彼処も
　甘口で・・美味しかったよ。ふふ。」



侑李ちゃんの丸い小さなおでこに

チュッとキスを置いて

「侑李・・ごちそーさま。」



「んふふ・・こうたさぁん・・すきぃ。」







甘い甘い、小悪魔ちゃん。

甘口味の侑李ちゃん。

甘い曜日は、何曜日？



ずっと、ずーっと、甘い日々。






「ねぇぃ、こうたさぁん・・。」


「ん？」


「これからも、たくさん、
　たくさーん、し・て・ね。ね、こうたさぁん。」




甘い小悪魔ちゃんのおねだりに・・

俺は、これからも翻弄されそうです＿＿＿＿。




「こうたさぁん・・ちぅ―――。」





＝おわり＝

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