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2-2「面接」 ページ7

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 呪術高専は以前資料で見た通り深い森の中にあり大きな神社に来た気分になる。
否神社だろコレ。法隆寺や清水寺っぽいのがあるぞ。

 しばらく歩くと五条悟が建物に背もたれし待ち伏せしていた。


五「伊地知ー後は僕がやるから」
伊「はい。分かりました。ありがとうございます。お願いします。それでは」
五「あ、帰りもよろしくー」
伊「え」


 片道で4時間半…伊地知はこの業界はブラックだと思った。
だが桑は行きと同じ息苦しさは2度味わいたくないのでそれを断り1人で帰れると言う。
彼はホッと肩を落として去って行った。


五「これから面接ね。落ちないように気をつけてねー」


 その軽薄さに苛立ちを覚える。やはりこの男は嫌いだ。

 幾つもある建物の中の1つに入るとキモいぬいぐるみを作っているオジさんが居た。
桑はキモいと語ったが彼は基本人間以外の生物を嫌うのだ。作っているパンダや河童の人形は客観的に見てカワイイの分類だろう。
そして人形を作っているオジさんは多分校長だ。


校「5分遅刻だ」
五「はいはぁーい」


 五条悟とは先程あったばかり、遅刻したのは(自分)と伊地知のせいだがそれを口に出さない。


校「呪詛師もどき、桑A。何故呪術高専に来た」
桑「呪詛師ってなに」


知らない単語が出てきて聞き返したが「質問を質問で返すな」と言われた。


校「答えろ」
桑「力の使い方を学びに?」
校「何故(呪術)を学びに来た」
桑「強くなりに?」
校「何故強さを求める」


 ピタリと口を閉ざし桑は(しか)めっ面をする。


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※一話分が一ページに収まらない為、二ページ通用しています。

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作者名:黙れカス蕎麦 | 作成日時:2019年9月23日 15時

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