4-1「VS漏瑚」 ページ15
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特訓は午後2時前に終わり午後からは自由時間。
桑は買い物に行く釘崎程元気では無いので自室で数時間仮眠を取る事にした。
暑苦しいのでエアコンを19℃に設定し布団を必ず被る。なかなか寝付けなくカチカチとなる時計に苛立ちを覚えるが寝てしまえば時間はあっと言う間に過ぎて行った。嫌な夢を見ても起きれば脳から消えてしまい、何の夢を見ていたっけ?と考えてしまう。
紫色のケースをしてるスマホから時間を確認すると6時をとっくの前に過ぎていて窓から見える外の景色は真っ暗で周りは森なので夜空は星が麗しく月が綺麗に見える。インスタ映えするな。
夕食はさっぱりした物がいいな、何を作るか考えていると
五「あーいたいたー!良かった出かけるよ」
桑「え」
突如現れた五条に服の首根っこを掴まれている少年と同じ様に掴まれ持っている料理本を落とす。そして森の中にあるとても大きい湖の上まで彼の術式によりトばされた。
五「ごめんごめん、待った?」
五条は長距離で向き合ってる呪霊にそう言う。だけど自分は未登録の呪霊なんかどうでも良く隣に居る見た事のない少年に対して「え、誰っ」と尋ねる。
その質問に答えること無く彼はこの場所に「どこ!?ここどこ!?」と言うもんでムキになってもう一度「誰っ!?」と尋ねる。
呪霊は桑ではない
「!!ソイツは」
五「見学の桑A君と虎杖悠仁君です」
虎杖悠仁という少年が呪霊を「富士山!!頭富士山!!」と指さしたのでその呪霊を見た桑も「一つ目小僧!!」と言うが少年の名に聞き覚えがある桑は彼をもう一度見ると「
悠「初めまして!!」
桑「は、初めまして…」
悠「先生、俺10秒位前まで高専にいたよね?どーなってんの?」
五「んートんだの」
はーー流石両面宿儺、生き返ったんかよ。桑は溜息を落としながらげんなりする。
桑「何しにきたん?」
漏「なんだそのガキは、盾か?」
桑「おい、話に入ってくるな!!」
五「盾?違う違う。言ったでしょ、見学だって。
今、この子らに色々教えている最中でね。ま、君は気にせず戦ってよ」
君はって五条は今桑の質問を気にしてないじゃないか。お前もだろ。
何も知らずに空腹の中連れてこられた恨みは強いぞ。
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作者名:黙れカス蕎麦 | 作成日時:2019年9月23日 15時