1話 ページ2
Aside
只今、目の前に渡君が居ます。
何故…？
『渡君、だよね。私に何か用？』
渉「高橋さんってさ、部活まだ何も入ってんだよな？」
まさかの部活勧誘。
渡君って部活何だったっけ。
『うん。まだ何にも入って無いよ』
渡「男子バレー部のマネージャー体験やってみない？」
まさかの男子バレー部。←←
でも、実際にやるわけじゃ無いし、楽しそうだし良いかな…。
『ん、良いよ。一応聞くけど、それっていつ？』
渡「…今。すぐに誰か連れてこいって言われてるから」
…もう良いや。考えんのめんどくなちゃった。
私は、渡君の後を歩いた。
今思ったけどさ、ここって体育館大きいよね。
及「あ、やっときたね！君がマネージャー体験してくれる子？
俺は、及川徹だよ！よろしくね〜！」
『高橋Aです。及川先輩ですね、よろしくお願いします』
私は及川先輩に少し頭を下げた。
岩「岩泉一だ。よろしくな。クソ川は気にしなくて良いから」
『…はい』
及「ちょっと岩ちゃん!?酷くない!?
Aちゃんもなにちゃっかり返事してんの！！」
『あー、すみません。なんとなく聞いてただけだったので。
…それで、私の他にマネージャーっているんですか？』
私がそう聞くと、及川先輩と岩泉先輩は体育館の入り口の方に目を向けた。
岩「実は、もう1人いるんだが、いつも遅れてるんだ。
だから、準備はいつも俺達でやってんだよ」
へー。それ、マネージャーの意味ある？
『そうですか、分かりました。
じゃあ、場所だけ教えてください。そしたら、全部やりますので』
及「で、でも、１人じゃ大変じゃない？」
『大丈夫ですよ。このくらいなら１人でもできます』
及「結ちゃん、委員会とかで遅れちゃうんだ。大目に見てあげて？」
そう言うと、松川先輩が案内してくれる事になった。
松「悪いな。大変だったら、手伝うから」
『はい。大変な時は頼らせて貰います』
松川先輩とは、メンバーの事とかの話しをして、結構仲良くなれた。
松「大体こんな感じだな。分からなくなったら、いつでも聞けよ」
松川先輩は、私の頭を撫でて戻って行った。
さ、準備始めちゃいますか。
『まずは、タオルはもう出しとこ』
タオルを人数分出して、次はドリンクかな。
ここって、二軍も居るんだよね。
なら、二軍の分も作らないといけないのか。
私は水道まで、粉とボトルを運ぶ。
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作者名：ぴのの | 作成日時：2022年2月10日 14時
