Hirano.S 大丈夫。 (ページ7)

今日:11 hit、昨日:1 hit、合計:29,664 hit

～7～ページ7

高橋サイド

ｷｭｯｷｭｯ

ダンスレッスン室の床がすれる音がする。

中には紫耀がひとりでダンスの練習してて、

最近ホントに頑張ってるなって思う。

バラエティの喋りも役作りも、

すっごい勉強して上手になってる。

ｶﾞﾁｬ

俺はドアを開けて、

紫耀のレッスンしてる部屋に入る。

高「紫耀？しょーお！」

集中してる紫耀は、俺に全く気付かない。

俺は音楽を止めた。

平「ﾊｧｯﾊｧｯ・・・海人っ」

紫耀は息が上がってて、

辛そうに床に座った。

高「最近忙しいんでしょ？ちょっとは休みなよ。倒れちゃうよ」

そういうけど、紫耀はまた立ち上がった。

でも脚が疲れて、バランスがとれずに

俺のほうに倒れこんだ。

高「紫耀？大丈夫？ちょっと座ろうか」

顔をみると、蒼白い気がして

一旦座らせた。

体をさわった感じ、

ちょっと熱がありそう。

動いてたから熱くなってるのかな？

でも絶対風邪ひいてる。

高「紫耀、一緒帰ろ？ね？」

それから、俺は紫耀と帰った。

こうやって、努力して

夢をちょっとずつ叶えてるのに、

裏では辛そうにしてる。

しょうがないのかな？

このまま人気なままなのかな？

このまま辛そうにしてるのかな？

でも多分、紫耀の人気は

ジャニーズやめない限り、続くよね。