和田さんはいい人【黒子のバスケ】 (ページ1)

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“いい人”になりたくて。ページ1

"和田さんってほんと『いい人』だよね〜！"

小学校からそう言われてきた。

皆が私に頼んで来てくれて、好かれているんだな、と思っていた。

でも、それはただ、"利用" されているだけだった。

それに気づいても、"いい人" というレッテルが欲しくて、皆から好かれるように頑張ってきた。

貴「あの、伊藤さん、今日課題の提出があるんですけど...」

伊「あ〜〜、忘れてたわ、笑和田さ〜ん、待っててくれない？」

貴「は、はい」

本当は、今すぐ行かないと先生に怒られてしまう。でも私は

"いい人"

だから。

仕方なく返事をして、席に戻ろうとすると、私の頭に影が差した。

青「なァ伊藤。和田、困ってんだろーが。」

伊「は、はぁ？！なんなの青峰！アンタに関係ないし、アタシの方が困ってるっつーの！」

青「だったら、俺がお前のやつ代わりに出してやるよ」

伊「...ッ、」

青「和田。これで全部か？」

和「はい、！ありがとうございます！青峰くん！」

青「応、人が良いのもほどほどにな。」

私は、

"いい人" ?