女たらしパイセン ページ12
side 道下由雅
「ぁ」
という声が前方から聞こえ、
今日寝るつもりの女のトーク画面から目を離し、声がした方を向くと
「あ、
てめぇこの前良いところで逃げやがってよぉ、なぁ?」
そう、この前逃げたやつが立っていた
あの時のことは、良いところで逃げやがってという怒りもあるがそれよりも、
正直、なぜ急に抵抗しはじめたんだ、とか
あのキスはなんだ、とか疑問の方が俺の中では勝っている
「、ぁ、すみま、せん」
謝ってくるこいつを見て、ちょうどいいやと思った
「謝んなら、今からやるか?」
そっからは意外と早かった
俺がキスしようとしても、全く抵抗せず受け入れようとしてたし
ほんとよくわかんねえ奴だなと思うけど、
昨日も、いつもの事ながら加減してやった分スッキリしていない俺は
やれるならなんでもいいかとこいつを引っ張って偶々近くにあった応接室に入った
そこで俺はふと思った
「お前、名前は?」
ここに来てそんなことを聞くのかといわんばかりの顔をする目の前のこいつは
久しぶりにしっかりと顔をみるけどやっぱり綺麗だと思った
あと、なんかえ ろい←
「西田です」
「名前は?」
また少し驚いた顔をして
「A、です」
と言った。
「ふーん、Aね、了解」
「先輩は」
あ?なんだって?
「あ?」
「だから、先輩の名前は?」
そんなことを聞かれるとは思っていなかった
「由雅」
そう答えてやると
「ゆーが君、ね」ニコ
っ、!
何でこのタイミングで、この状況でそんな風に笑うんだこいつは
俺のことを上目遣いになって見つめてくる姿をちょっとかわいいと思ってしまった
あーー、
もちろんめちゃくちゃにしてやりたいっていう気持ちがほとんどだが、俺の中でほんの少しだけ女に対するのとは違う意味の
大切に扱ってやらないと
という気持ちが生まれてしまった気がする
いや、出会った瞬間にもうその感情は芽生えていたのかもしれないが、俺はそれを無視してたんだよ
だって、性 欲には勝てねえから←←
とにかく、大事にしてやるのはまた機会があればということにして
今はこいつをぐちゃぐちゃのぐずぐすにしてやることしか頭にない
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猫猫-マオマオ- - こういう系の話好きです。もぉー、めっちゃおもしろいです。続き楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2020年4月30日 21時) (レス) id: 0a249ceab0 (このIDを非表示/違反報告)
天麩羅 - 道下由雅くん好き!!カッコイイ!!更新頑張ってください!ヤバい!!!! (2020年4月7日 18時) (レス) id: eb9a0c61ed (このIDを非表示/違反報告)
あいう - 七瀬くん好きです。更新楽しみにしてますね!! (2020年4月3日 22時) (レス) id: 433e61ff1e (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - コメントレスありがとうございます!更新されてますね!面白いです!天才ですか!?私より凄いです(´;ω;`)いつも楽しみに待ってます!更新ゆっくり頑張ってください! (2020年4月1日 15時) (レス) id: a7b8bf4374 (このIDを非表示/違反報告)
ざく - yuuさん» 七瀬君も絡ませつつ他もどんどんいきたいとおもいやす。( ゚∀゚)ありがとうございます!! (2020年3月31日 23時) (レス) id: bcceeb5b09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ざく | 作成日時:2020年3月7日 8時