噂の転校生 ページ37
ｶﾁｬ
扉の鍵を開ける
「どうぞ、入ってください」
「お邪魔します」
渡里さんは、僕に対して遊ぶための道具っていうイメージを持ってる。
そのイメージが邪魔なんだよね
とりあえず、普通の恋愛対象に入るのが最優先事項かな
「タオル持ってきますね」
「、ありがとう」
さぁ、ここから詰めていこう
僕がここで急に態度変えても、あんなに虚勢張ってたのに、結局俺に惚れてるのかって思うくらいだ。
もしくはこれが素、とか考えてくれるだろう
引かれたり、避けられたりすることはない
この人、一度狙った獲物は逃がしてあげなそうだしね笑
(大きいタオルでいいか、)
渡里さんの待つ玄関に戻る
「どーぞ。あと、渡里さんお風呂入ってきてください、 濡れちゃいましたよね」
「え、風呂？A先入りなよ濡れてるのは同じだし」
「濡れた原因俺なんで、先どうぞ。渡里さん」
「じゃあ、一緒に入る？ﾆｺ」
「、入りません」
「冗談だよ。
てゆーか、なんか今日やけに愛想いいね。どうしたの？」
「そーですか?」
お、気になっていらっしゃる
「なんでだろう、いつもは素でいる時間だから、とか?まだ渡里さんいますけど」
「完全オフモード?」
「まぁそんなとこです」
よし、辻褄が合ってきた
「完全なオフモードの方が可愛げある性格ってさ、なんかずるくない?」
「…とにかく、ぬれてたら風邪引きますよ?」
渡里さんを見上げつつそう言い、
お風呂ならあっちですね、と背中を軽く押していく
あ、ちょっと耳赤い
僕も濡れてるし、多分、いろいろ透けてるし。w
少し緊張もあって、あまりこっち見てなかったから、
今くっついたので、気づいたんだろう。
「照れてます?」
、
「渡里さん、」
「、なに」
ちょっとからかってみる
「今日、帰っちゃうんですか?」
と、上目遣いで
「は、」
驚いてる、驚いてる
「ほんと。むかつく」
ん？
「お前はふざけてるだけでも、俺が何回心臓もってかれそうになってるか、」
つまりきゅんきゅんしてるんだね僕に
「ふざけてないし、」
「、雨、やんだっぽいし、帰るね」
「わた、」
「雨宿りさせてくれてありがとう」
そんな急いで帰らなくてもいいじゃんねぇ?
「わ、渡里さん」
「なに」
「、ぇあの
、もうちょっとだけ
一緒にいてくれません、か?」
今の僕たぶんすごく可愛い
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ざく - リヲさん» 嬉しいですありがとうございます(;_;)ぜひこれからもこのお話をよろしくお願いいたします!!! (2020年3月12日 23時) (
レス) id: 0984dff57b (このIDを非表示/違反報告)
リヲ - どうも、リヲです。このお話とても面白くて好きです。作者様も含めてです。応援してます。引き続き頑張って下さい。ファイトです。 (2020年3月5日 21時) (レス) id: 6a8b345569 (このIDを非表示/違反報告)
ざく - 夜空さん» なんと!!是非読んでいってください´・ω・） (2020年2月20日 23時) (レス) id: 25ea9b3a64 (このIDを非表示/違反報告)
ざく - 盛岡さん» ありがたきお言葉ぁぁですぅぅ!!! (2020年2月20日 23時) (レス) id: 25ea9b3a64 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - うわああああ！！好みドンピシャです。 (2020年2月20日 19時) (レス) id: abc6410102 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ざく | 作成日時：2018年3月14日 20時
