猫かぶりの美少年に注意

あの七瀬くん ページ15

「ほんとに、いい?」




はーい、ついに来ました七瀬くん家、そして七瀬くんのベッドに二人腰かけている



「うん、いい。俺、七瀬くんにキスされても、嫌じゃなかった。もっと、したいって思っちゃった、」


こんな台詞を言うのは、何度目だろうか、




(...言い慣れたなぁ、こんな恥ずかしい言葉だって)




「っ、そーやっていろんな男落としてるの?」


「あーそーか、七瀬くんには、バレてるんだった。けど、」



「ん?」



「七瀬くんのこと、僕もっと知りたいし、
俺のことも、も知ってほしい見てほしい、の、全部」





こんなこと、僕に言われたらいくら七瀬くんでもやばいんじゃないかなぁw




「それが、また、西田の嘘だったとしても、俺もう気にしたりできないから。もう、無理だから、」



「嘘じゃない。」




目が合う



頬に手が添えられ、顔が近づいてくる





ﾁｭｯ

「んっ、ぁ」




いきなり深いの



「ふぁ、っん」



キスをしながら、
ゆっくり肩を押され、ベッドに倒される




(うわ、イケメンだ。)




興奮してる七瀬くんの顔は、とてもきれいだった。




あー俺ついに抱かれちゃうのか七瀬くんに。
待ってたよこの時を



ごめんねぇ、七瀬くんのファンの女子たち、密かに想いを寄せていたやつも。


もう、今の七瀬くんの目には僕しか写ってなーいよ。



(あぁーさいっこう、)






「A、好き」



耳元で囁かれる



「ん、俺も、かい」




そう言って僕は七瀬くんの首に腕を回し、



ﾁｭｯ


自分からキスをした

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